新型「iPhone8」に3Dセンサー
米アップルが来月にも発表するとみられている新型「iPhone(アイフォーン)」3機種のうち、発売10周年記念でデザインを刷新した最上位機種「アイフォーン8」の詳細が分かった。業界初の最新機能を取り入れるなど、記念モデルらしさが随所から感じられる設計となっている。 アイフォーン8の注目すべき機能の一つが、業界初となる3Dセンサーによる顔認識技術を使ったセキュリティーシステムだ。暗所でも瞬時に利用者の顔を認識し、ログインや決済認証などを行うことができる。 ボディーは両面ガラスにステンレス筐体(きょうたい)を組み合わせた。ディスプレーには優れた色再現性と高いコントラスト、深みのある黒が特長の有機ELパネルを採用。物理スイッチ式のホームボタンを廃止し、ソフトウエア制御の「仮想ホームボタン」へ移行することで、ほぼ全面がディスプレーとなる。スクリーンを囲む枠(ベゼル)の幅も薄くなり、より迫力のある画像・映像が楽しめる。 アイフォーン8に搭載される基本ソフト(OS)「iOS11」は、拡張現実(AR)機能が充実。線幅10ナノのA11プロセッサー採用で処理能力も向上した。背面のデュアルカメラは従来の水平から垂直へと配置が変更になり、ARアプリに必要な機能も盛り込まれている。また、状況や対象物を認識して自動的にカメラ設定を調節する「スマートカメラ機能」も搭載される。 そのほか、画面をタップするだけで起動する「タップ・トゥ・ウェイク機能」や、ワイヤレスで充電可能な非接触充電方式を採用している。 アップルのクック最高経営責任者(CEO)は今月上旬、2007年の発売以来、アイフォーンの累計販売台数が12億台を突破したと発表した。発売10周年記念機種のアイフォーン8も大ヒットが予想される。出典:http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170824/mcb1708240500014-n1.htm