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カテゴリ:くるみ
わたしは中3の時、猛勉強して、進学校(女子高)に入りました。 中3で急に仲良くなったEちゃん。 Eちゃんとは志望校が同じということもあったけど、とても気が合って、 「○○女子高に入るぞ~!!」とお互い励まし合いながら (クラスが別だったので、手紙で励まし合ってた)、本当に本当に頑張りました。 そして、お互い無事合格。 あの時は本当にうれしかった。
でも、Eちゃんとは同じクラスになれず、内気だったわたしは毎日が不安でした。 わたしなんてやっと合格したクチで、まわりはみんな頭のいい子ばかり。 正直、気後れしました。 ワンランク落としておけば良かったのかな・・・なんていうふうにも思いました。
クラスでは、6人の女の子たちと仲良くなったけど、 もともと人と接するのが苦手だったわたしは、友達付き合いが苦痛でした。 でも、それを出さないようにして、顔を引きつらせながら無理して明るく振舞ってました。 (なぜ、そんな無理をしてまで“おもしろい子”と思われたかったんだろう。)
ストレス性のじんましんに悩まされた時期もありました。 医者へ行っては、注射を打ってもらってました。
やがてわたしは対人恐怖症になり、登校できなくなりました。
統合失調症(当時で言う精神分裂病)の父はわたしに何一つ言わなかったけど、 母はなんとかわたしを学校へ行かせようと必死でした。
学校へ行かなきゃと思ってても行けないわたしは、本当に苦しかった。 動悸がしたり、トイレが近かったり、身体症状も辛かった。
わたしは登校したふりをして、母が会社へ行くまで桑畑の中に潜んでました。 その時の罪悪感と劣等感と自責感といったら・・・。 そして、家に誰もいなくなった頃、合鍵で家に入ってました。 情けないあの時の自分の姿が今でも思い浮かびます。
高1の終わり、中退しました。 母を悲しませてしまったけど、あの時の安堵感といったらありませんでした。 小さな鳥かごから大空へと飛び立ったようなかんじでした。
でも、わたしが中退するくらいなら、ちゃんと卒業したかった人 (わたしが合格したがために不合格となってしまった人)がいる。 その人には本当に申し訳ないことをしました。
でも、わたしは、中退したことを後悔してません。 なぜなら、そうすることしかできなかったから。 それが、当時のわたしにとっての念願だったから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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