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カテゴリ:くるみ
昨日の夜は、S先生の診察を受けてきました。 6時15分に予約してありましたが、 ずれ込むのはいつものことで、 昨日も自分の番がきた時は、すでに8時をまわっていました
先生からの言葉をまとめてみたので、ここに残しておきたいと思います。
神経症に限らず、統合失調症なども治すことはできます。それは本人次第。 あくまでも医師は手助けをしているに過ぎません。 ですから、「ああしなさい!こうしなさい!」とは言えないのです。 (中にはそのような精神科医もいます。) “心の病気”というのはとても複雑で、外傷などとはまるで違います。 「これで治った!!」という判断が難しい・・・ というのも、『性格』が関係しているからです。
「病気を治そう!」とか「薬を減らそう!」という向上心を持つのはいいのですが、 そうなると、かえって自分が辛くなります。 自分を知ろうとする努力や、自分自身と常に向き合うのは辛いことです。 だったら、治療の上で目標を持つのではなく、 人生においての目標を持ったほうがいいかと思います。 自分と誰かを比較するのではなく、自分なりの目標です。 來瑠未さんは社会に出て、人並みになって、結婚もして、 今は人生の目標を失くしている状態なんだと思います。
過去(幼少期も含む)にさかのぼって一枚一枚薄皮を剥ぐように 分析していくのが“心理療法”です。 でも、それも良し悪し。すぐに原因が見つかる場合もありますが、 よけいに混乱を招く場合もあります。 なので、いちばん手っ取り早いのは薬です(薬物療法)。 わかりやすく言うと、例えば紙を切るにはハサミが必要です。 でも、ハサミでなくても、手でもカミソリでも切ることは出来ます。 だけども、やはりハサミがいちばん簡単でキレイに切れるでしょう。 心理療法で過去を振り返って生きるよりも、現在進行形で進んでいく「今」を 充実させたほうがいいような気がします。 だったら、薬でなるべく良い状態を保っていたほうがいいでしょう。 (心理療法を否定するつもりはありませんが。)
神経症に限らず、心の病気を持つ人は、その症状によって守られているのです。 そういう意味では、幸せな人と言えます。 守られなくても生きられるようになった時、薬と縁が切れるのかもしれません。
先生の言葉(話)を覚えて帰るのは、なかなかムズカシイです。 こんなことを言っていたなぁ・・・という感覚で書き留めました。
先生は昨日は珍しく、ちょっとご機嫌がよろしくありませんでした。 きっと、多くの患者さんを抱えて、かなりお疲れなのでしょう。。。 先生も人の子・・・神や仏ではありませんものね。
精神科医って、なり手が少ないのでしょうか。 わたしとしては、メンタルクリニックがもっと増えてほしいです。 S先生の負担が少なくなるためにも・・・。 そのためにも、余程のことがない限り、診察はしばらく控えようと思います。
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