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カテゴリ:まさやん
昨日の夜中、車のことがきっかけで、まさやんと衝突しました。 ・・・というか、話になりませんでした。 挙句の果てに、「もう病院なんか行かねぇ!!」と言い出す始末。 「行かなきゃいいじゃん!もう知らないから!」とわたし。 ココロがチクチク痛みました。 “なんでそんなこと言うの?!”
わたしが家を出ようとしていると、まさやんが先に出て行ってしまいました。 サンダルで行ったので、近所のコンビニでお酒でも買ってくるのだろうと 思っていましたが、なかなか帰って来ません。 “まさか崖から車ごと落ちる気じゃ・・・” “でも、あの車をサンダルで山まで運転していくには無理があるよな・・・” (まさやんの車はマニュアル車、しかも強化クラッチで重たいので。) “だけど、病院にはもう行かないって言ったし、 勢いで山まで行けちゃうかもしれない・・・” わたしの不安は募るばかり・・・不安でお腹が痛くなりました。
“こんな真夜中に実家に電話なんかできない・・・! 親たちに心配はかけたくない!頼れるのは警察!?” わたしは「110番」しました。 住所、電話番号、名前、生年月日、服装、体型、車種、車のナンバー、 家を出て行くことになった背景などを訊かれました。 もちろん、うつ病であることや自殺願望があることも伝えました。 「至急、手配します。情報が入り次第、ご自宅に電話します。」 と婦警さんに言われました。
まさやんが出て行って1時間ほど経った頃、外で車の音が・・・。 まさやんでした。 わたしは何も言いませんでした。 顔が真っ赤だったので、お酒を飲んだのだとすぐにわかりました。 (いくらコンビニが近いからって、飲酒運転じゃないか!!!) ドタドタと歩く足音、テーブルに財布を放り投げる行動・・・・・・・ イライラしているのがわかりました。
間もなく、北の部屋から電動ドリルの音が・・・。 “薬のBOXを開ける気だ!!”とわたしはとっさに思い、北の部屋へ。 BOXは金属製だし、電ドルで簡単に開くわけはないのですが、 わたしはBOXを取り上げ、胸に抱えました。 「睡眠薬ちょーだい。睡眠薬がないと、寝れないんだよ。」 とまさやんが言いました。 わたしは無言。 お酒を飲んでいる人に、睡眠薬なんて飲ませられません。 何も言わずにBOXを持って、車で出ました。 もうすごく疲れていたので、車で2分ほどの空き地に車を止めました。 1台の自販機の明かりが、暗闇の恐怖から救ってくれました。 2時間くらいのあいだ、うつらうつら・・と眠りました。
午前4時、帰宅。 まさやんは寝室でよく寝ていました。 しかし・・・家の中を見て、愕然。 リビングの扇風機もゴミ箱も倒され、ゴミが散乱している・・・。 キッチンに張り付けてあったまさやんの薬入れ(壁掛けポケット)が 冷蔵庫のほうに投げ捨てられている・・・。 (※ポケットの中はもちろん空っぽにしておきました。) そして、その上に飾ってあった、わたしの好きなラリー選手のポスターは ゴミ箱に捨てられていました。 “そんなにわたしが憎いの?!”
わたしは、ひとつひとつを元通りにしていきました。 ココロがとてもチクチクしました。
床に就いても寝つけず、PCに向かいました。
朝の6時頃、ようやく眠りにつけました。 やがて、まさやんの気配で目が覚めました。 「來瑠未、ごめんなさい・・・。」とまさやんは言いました。 わたしは「うん。」とだけ言ったのでしょうか、 ちょっと記憶にないのですが、安心してふたたび眠ることができました。
今日はまさやんの診察日でした。 昨晩のことは先生にお話しました。 先生もちょっと驚いていました。
まさやんは最近、車を運転すると、ものすごくイライラするそうです。 昨日は「トロトロ走ってんじゃねーよ!!」と車中で怒鳴り、追い越しました。 わたしはそんなまさやんを初めて見たのでビックリしてしまい、 同時にがっかりもしました。 でも、なかなか病気が治らず、働けない自分に苛立ち、 それが運転中のイライラに結びついているような気がしてなりません。
以前の素直で元気で明るかったまさやんが、 うつ病によって、ずいぶん変わってしまいました。
わたしたちはまだ、暗闇のトンネルにいる気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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