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テーマ:ミステリはお好き?(1497)
カテゴリ:東川篤哉馬鹿
東川篤哉の「謎解きはディナーのあとで」 「最近東川篤哉を読み始めた奴」のクセに肝心なこれが未読という “希少生物”だったノムラだけど 近所のブックオフで見つけたんでようやく読んだよ。 財閥の令嬢にして現役刑事の宝生麗子と その執事で、口の利き方は知らないけど抜群の推理力の景山。 もうそのキャラ設定で勝利ってトコ? 烏賊川市シリーズを3作読んだだけで言うのもアレだけど 気の利いたジョーク満載の軽妙なやりとりだったり 謎解きの面白さだったり 東川篤哉の魅力を活かすのにこの上ないコンビ。 全6話の短編集だけど景山が現場にいたのは2作のみ。 それ以外は屋敷で麗子の話を聞いた景山が推理するという展開。 「会話」と「謎解き」。 東川作品のエッセンスを抽出して “それだけ”をつなげるとこうなるんじゃないかというカンジ。 ただテンポが良すぎてアッサリ読み終えちゃう物足りなさも 濃縮されて際立っちゃってる気がする。 もちろん贅沢なのを承知で言ってるけど。 「ええ、間違いないですよ。 ちょうど阪神の新井がレフトのポール際に 満塁ホームランを打ち込んだ瞬間でしたから」 と証言する目撃者に 「申し上げにくいんですが、宮下さん、 あのポール際の打球はホームランじゃなくて大ファール。 新井は結局ショートゴロで、試合は阪神のボロ敗けでした」 と答える警部。 こういう脱線が好き^^
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Last updated
2012.10.21 21:16:48
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