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梅雨が明けない内に台風も来るし、地震も来ちゃいましたね。
三重県沖の震源なのに、宮城県が一番揺れるなんて、日本列島の下はどうなっているのでしょう?? 揺さぶられて目が覚めちゃったので、ブログを更新(笑) 梅雨が明けたら、目にも涼しいお料理の記事を、と思っていました。 タイトルを「お豆腐」ではなく「お豆富」にしたのは、頂いたお料理のお店に由来します。 鴬谷の駅からすぐ、昭和どころか江戸の趣きを残す豆腐料理のお店があります。 その名も「笹の雪」です。正岡子規の句にも表れる300年以上の歴史を持つ老舗です。 店構えからして、風情があるでしょう! のれんをくぐると旅館のような玄関で、下足番のおじさんに靴と傘を預け、木札を受け取りました。 帰りにこの札を渡して、預けた靴やら受け取るシステムです。 素足によしず張りの床の感触がとても気持ちよかったです。 お料理はコースが一般的みたいでした。豆腐尽くしでどんな塩梅なのか興味津々のモアナ母ちゃんです。 丸いお皿に様々な具がのっていて、真ん中の白酢ソースと混ぜ合わせて頂きます。 酸味の聞いた白和えが食欲を刺激してくれました。 笹の雪は絹ごし発祥のお店だそうです。 真四角の冷や奴が絹ごしなのですが、今普通にあるようなツルンとした絹ごしじゃなくて、もっと大豆の滋味を感じさせてくれる、木綿と絹の中間といった口当たりの冷や奴でした。 あんかけ豆腐は、その昔召し上がった宮様のリクエストがあって以来、二つ出すのが決まりなんだとか。 お料理の出し方にも老舗ならではの来歴があって、お店のたたずまいと相まって一層歴史を感じさせます。 四角いきつね色のが絹揚げで、蓋をとっているのが雲水(豆乳蒸し)です。 ここまでどのお料理もペロリンと平らげてしまって、内心お豆腐尽くしだと後でお腹が空くなあ、と思っていたのですが。 絹揚げはお箸でつつくととても固くてびっくり。ふんわりと揚げ油のいい香りが漂います。 添えられている大根おろしと生姜にお醤油を垂らし、絹揚げをつけて口は運ぶと、外側の堅さとは違ってお豆腐の柔らかさがフワリとした食感。ジュワッと美味しい油と生姜醤油で濃厚な味わいです。 二つとも頂いてから、雲水へ箸を進めましたが、あらお腹がけっこう満足してる、と気がつきました。 お豆腐をつかった出汁茶漬けというのも面白かったです。 デザートはお豆腐からできたアイスクリームだったのですが、さっぱりとしたシャーベットのようで、豆腐と言われなければ分からなかったでしょう。甘酸っぱいソースといい相性でした。 ちなみに、白いアイスクリームをのせた青い器は木製です。軽くてびっくり。 モアナ母ちゃんの席は、一階の坪庭の脇でした。 風情のある庭を眺めながら、珍しいお豆腐料理を食べていると今が令和の時代ということを忘れてしまいそうでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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