カテゴリ:Sean Bean
勝手にショーン祭り大開催中。
今回のお題は「チャタレイ夫人の恋人」です。 1995年劇場公開。 ですが、TVシリーズとして制作されたものを劇場用に再編集したものらしいです。 私が見たのは、完全版として出ている、ノーカットのもの。 ビデオ2本組、4時間弱ほどの作品です。 ケン・ラッセル/監督 コニー・チャタレイ/ジョエリー・リチャードソン、 オリヴァー・メラーズ/ショーン・ビーン クリフォード・チャタレイ/ジェームズ・ウィルビイ 例によって、予備知識なし。 チャタレイ夫人といえば、発禁本とか、官能とか、そういう通り一遍な印象だけで ストーリーは殆ど知りませんでした。 で、このショーンが出てる作品については、 全裸で花畑を走るらしい、という断片的な情報のみ w 2日がかりで見ました。とてもとても素敵な作品でした。 官能の部分だけで変な印象を持っててごめんなさい。 非常に純粋な恋愛モノです。それと、英国の階級社会の話でした。 官能を楽しみにして見た場合はおそらく肩すかしです。 (でもショーンファンには相当ハナヂです…) 小説も読みたくなっちゃった。 ショーンは、葛藤する男を演じさせたら最高なのではないでしょうかっ。 Lady Chatterley's Loverなショーン。 ボロミアなショーンに匹敵する素晴らしさでした。 役の深さといい、演技といい、 ショーンにハマりたくない人は絶対に見たらダメです! 以下ネタバレ含みます。 森番メラーズ(ショーン)は最初からコニー・チャタレイを好きだったのでしょうか。 憧れを持ってみていた彼女が、自分の手元に飛び込んできた という感じなのかなぁ。それとも、ほんとに最初は、性愛だけだったのかなぁ。 コニーの方は、最初はそうだった模様。 次第にお互いに体だけじゃなく愛するようになっていく過程がいいです。 コニーが少しずつ変化するのね。メラーズは、夢のようだ、とコニーを抱いて 立場と愛との狭間で揺れる。カワイソウ。とてもカワイソウ; コニーは、かなり終盤まで、自分はメラーズと森で会い、 屋敷に帰り、メラーズの子をチャタレイの子として育てればよい、 この状態でいいじゃない、と、思っていた様子。 (誰の子でもいい、子供を作って欲しいとかなり冒頭で夫が言うのです。 家を断絶させない為に。ただ、相手が森番ではダメなんだけど…) でも、メラーズは、コニーに会う度におそらく葛藤し メラーズ「この関係を他人は何と言う?」 コニー 「私の恋人(lover)よ!」 メラーズ「lover? ちがうよFuckerだ!」 ええーん。コニーはお嬢さんだから解らないの現実を。 メラーズはコニーに、森では自分のものだと言わせ、何か証明が欲しいので、 木に釘を打ち付けてクロスさせて誓いとするあたりもう気の毒で気の毒で。 問題のw「雨のお花畑を全裸で走る」シーンですが。 もーねー、流石に笑いましたけど、なんかね、かわいいの、純粋で。 子供みたいな2人。 摘んだ野の花を両手でかかえて立つ全裸の男はじめてみたよ! しかも満面の笑みですよ。もーなんだかなー!かわいすぎる!! 私、笑っちゃったよ、コニーも笑ってたよ。 ここ笑うとこでいいですか?て画面で確認してしまった。 束の間、立場を忘れてはしゃいでいる2人。涙。 なにしろストーリー知らないでみてるので この2人、いつ撃ち殺されるんだろう、とドキドキでした。 子供が出来た、と聞いても、素直に祝福できません。 そりゃそうだ、その子は主人に取られてしまう。 「私は屋敷は持っていない、 私は上には行けない、君に下りてきて欲しいとも思わない」 Hight ! Low! て叫ぶ。かわいそう、かわいそうだよー。 悲痛です。えーん。 メラーズがぶん殴られて顔を血だらけにして倒れて運ばれた翌日、 小屋で再会する2人。メラーズが、顔の傷が痛々しく、 で、ダークスーツでですね。むちゃくちゃ素敵です!! 手負いのショーンはええです←おい…自粛しろ あとね 肉体労働者なので、上半身脱いでるシーンが多いです…ぼそぼそ でも森番さんやってる時のきっちりした服も素敵です… はぐぅ。ばたり。ぎゃふー。…涙。 ちなみに撮影当時ショーンは33歳だそうです。 目がかわいいのよ、目が、くー。 はっ。いかん。気を確かに、しっかり!>ぢぶん で。ラスト。意外でした。ハッピーエンド! 船で旅立つよ、とメラーズ、コニーに手紙。 (ショーンの声で手紙朗読が入ります。わーい←声大好き) コニー、一所懸命追って、追いついて、甲板で再会。 嬉しそうなショーンの顔は必見でございます。 My Lady て台詞も!かっわいい…。幸せそう~。 何が誠実なのだろう、と悩むコニーの台詞も心に残りました。 屋敷に残るのが誠実か、メラーズについていくのが良いのか。 クリフォードも、なんとかして妻に残ってほしいのね。 出かけて帰ってくる度に、帰ってきたね、って言うのがまた気の毒。 かわいそうなかわいそうなお話。 2人だけは最後に幸せになったけど、 カナダいってやっていけるのかなぁコニー、と、一抹の不安がw。 さて、シェフィールド訛りにもかなり慣れてきた気がしたところで いよいよ、ミステリチャンネルにてシャープの本放送開始です。 この日の為のショーン祭りだったんです 笑。 もう抜け出せない模様。 というより、勝手に自分で深みにはまってどっぷりこ。豆まみれです。 どうしよう。我ながら予想外の展開です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 5, 2005 07:55:09 PM
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