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カテゴリ:アメリカ日常生活
クリスマスといえば、今年はとても大事な経験をさせてもらった。相棒の自転車知人で、リアルサンタともいうべき、ホームレスの人たちへの草の根支援を長年やってる人がいて、彼がクリスマスプレゼント(物資)を配るのに私たち家族3人も同行させてもらったの。
知人は団体に入っての組織だった支援活動とかじゃなくて、 食べ物や衣類、生活必需品などを自分で調達して(購入したり寄付を募ったり)、地元のホームレスの人たちが集まっているエリアに自分で足を運んで直接手渡すことを長年続けているの。 自分にできることを自分にできるときにやってるだけだよー、と彼はニコニコ笑っていましたが、誰にでもできることじゃない。 今回は、私たちはクローゼットの中からもう着ない&着たことなくてタグついたままのコートやジャケット、帽子などをかき集めて参加。リアルサンタはクリスマスラッピングした古着の温かい服、新品の靴下、ウェットティッシュ、缶詰などをたくさん用意して、ホームレスの人たちのテントが点在的に集まっているエリアで訪問開始。 寒い日が続いてたこともあって、温かい服や靴下などは喜んで受け取ってもらえました。ダウンタウンの公園などのめだつところにいるホームレスの人たちは物資援助なんかもよく受けるので「物によってはもらってやる」的な人もけっこういるらしいのですが、私たちが今回行ったエリアは目立たないところに寄り集まってるコミュニティって感じだったので。 とはいえ、クリスマスという日柄もあって、他にも物資を持ってきてる人たちもいた。1つはスナック菓子をバンいっぱいに持ってきてるグループ、もう1つは寝袋を8個くらい買ってきて配っているグループ。寝袋グループとはちょっと一緒に回ったんだけど、毎年冬には2〜3回やってるそう。リアルサンタがここにもいた! テント生活は寒いし不便に決まってるけど、暖をとるのを兼ねて犬を飼っていたり、部品を集めて自転車組んでたり(パーツの供給源は聞かぬが花かもだけど)、テントの入り口のところにある木にちょっとクリスマス風にオーナメントかけてみたり、みんな一生懸命生活してるんだよなって思った。 実際、仕事もしてるけどホームレスという人も何人かいて、この辺りの狂乱的な不動産バブルの影響を目の当たりにしたっていうか。しかもテントが集まってるエリアのお向かいでは大規模な高級?コンドミニアム造成中。コンドが完成したらきっとホームレスの人たちは追い出されるんだろうな。。我が家だって賃貸生活の身、終身雇用じゃないし、一寸先は闇。まさに他人事じゃないのよ。。 一人、転んで肋骨にヒビが入っちゃったそうで寝込んでる人がいた。アバラって安静にしてるしかないんだけど、安静にしてると食料の調達とかできないから、ただでさえ大変な生活がますます大変になってしまう。持ってきた食料を差し入れするくらいしか私たちにできることがないので申し訳なかったけど。そうかと思えば糖尿病を患ってて、メディケア?メディケイド?で通院しているという人もいた。話の感じからして元軍人さんみたいだった。 この近くに一応はシェルターもあるんだけど、食事とシャワー、ランドリーサービスのみで住居は提供されないし、シェルター内で働かないとサービス利用できないらしい。 今回知人に同行させてもらって本当によかった。私個人にとっても貴重な経験だったし、ピコを同行させてもらったのもとてもよかった。ピコにはもらうばかりじゃなく分け合う・誰かの役に立つことも知ってる子になってほしいし、今身の回りにあるものは当たり前じゃなくありがたいと思えるようになってほしいから。今回が少しでもきっかけになったらいいなと願ってるし、これからもボランティアとかの少しでも誰かの役にたつことをどんどん一緒にしていきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.15 11:18:39
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