まいじー日記

ということで、スーパームーンの皆既月蝕を観測してきた！

今回の月蝕は太平洋時間の７時半に部分月蝕が開始、皆既月蝕の始まりが８時４１分でピークが９時１２分と、とても観測しやすい時間帯の天文ショーってことでけっこうみんな楽しみにしてた。

なのに当日夜の天気予報は雨。。その日は昼間から雲がたれこめてて雨降ったり止んだり。でももしかしたら見えるかも？って可能性に賭けて、皆既月食が始まる少し前に近くの観測スポット（パーキングストラクチャーの屋上）に行ってみたらなんとか見えた！んです！

空に雲はあるんだけど、流れが速いのでけっこうすぐ雲が切れて月が見える。そのまま月が蝕に入って欠けてゆき、だんだんに影が大きくなって完全に蝕に入ったところも観測できた。皆既月蝕にって数分したところで、大粒の雨が降り出して、月も見えなくなっちゃったので慌てて撤収したけど、とにかく来てみてよかった！

iPhoneで撮った写真、実は「iPhoneで（相棒のDSLRのモニタを）撮った写真・・


実際のiPhoneカメラ＋私の腕ではこの程度しか撮れず（ちょっとだけ欠けてるの見える？）


それにしても「スーパーブラッドウルフムーン」ってすごい呼び方だけど、いつもよりも大きく見える「スーパームーン」＋月が赤く見える皆既月蝕の「ブラッドムーン」＋一月の満月「ウルフムーン」を足し合わせたネーミングらしい。

スーパームーンって時々聞くけどなんだろ？ってことで調べてみたら、楕円軌道の上で月と地球が最接近していつもより月が大きく見えるタイミングに満月または新月が重なることだそう。満月のスーパームンの時は通常比で最大14%大きく、30%明るく見えるらしい。

ブラッドムーンっていうのは、皆既月蝕では月が赤く見えるのでブラッドムーンと呼ばれるそう。なぜ赤く見えるかというと、月蝕では月-地球-太陽が一列に並ぶので、月に届く太陽光は直接じゃなく地球の大気を通過した光になり、それが月に反射すると地球からは赤く見えるんだって。

そしてウルフムーン。知らなかったんだけど、ネイティブアメリカンの人たちはそれぞれの月の満月に名前をつけて呼んでたんだそうです。で、一月の満月は冬空に狼が遠吠えする「ウルフムーン」。

ちなみに二月はスノームーン、三月はワームムーン、四月はピンクムーン、五月はフラワームーン、六月はストロベリームーン、七月はバックムーン、八月はスタージョンムーン、九月はコーンムーン、十月はハンタームーン、十一月はビーバームーン、十二月はコールドムーン、だそう。
Farmers' Almanac（農業暦）より

なんか日本人の、睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走、、に通じるセンスを感じるよね。自然と共に生きる人たちの知恵というか感性というか。

まあ、ということでスーパーブラッドウルフムーンでした。今年は他にも十一月に水星が太陽を横切るところを観測できるらしい。七月の皆既日蝕や十二月の金環日蝕はうちのあたりからは見えないみたいで残念だけど。