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テーマ:自転車(13136)
カテゴリ:自転車
サンフランシスコベイエリアの北にある史跡「メア・アイランド」でのアーバンシクロクロス(UCX)イベント「メア・アイランド・ペダルフェスト」に家族揃って参加してきた。 「メア・アイランド・ペダルフェスト」ウェブサイト このメア・アイランド・ペダルフェストはメア・アイランドがあるバレホ市からナパを超えてカリストーガまで縦走する自転車トレイル整備のための資金集めを主な目的としたイベントで、今回が栄えある第一回大会。 アーバンシクロクロスとしては、海軍造船所の跡地というインダストリアルな廃墟感溢れる立地に1周3.5マイルのコースを設置。初級(2周)、中級(3周)、上級(4周)、高校生(3周)&ユース(1周)の各レース、最後は4人一組で競うリレーで締め、というプログラム。 UCX以外にも、ナパが誇るBMXレジェンドのドニー・ロビンソンと協力してBMXロデオパークを設けたり、地元ガイドを雇って造船所の史跡を巡るファミリー自転車ライドを併催したりと、幅広い層が楽しめるイベントになっていた。 我が家はピコちんがユースレース+中級レース+BMXチームメイトと組んでのリレーの3レース に、相棒は上級レース+リレーの2レースに参戦、私は応援&観光ファミリーライドに参加、という一家総出での参加でした。 メア・アイランドの海軍造船所は20年ほど前に閉鎖されて、その後は一応民間に敷地が転用された。まだ廃墟の方が多いんだけど、いくつかの建物は病院やビジネスに転用されてて、その中にメア・アイランドの名を課したブルーワリーがある。 Coal Shed Brewery (Mare Island Brewing Co) そのブルーワリーが今回のイベントの協賛というか中心になっていて、ブルーワリー前のウォーターフロント「ウェットマイル」がイベントのメインエリアになっていた。スタート&フィニッシュの他、水をたたえたプール、木屑を盛り上げた「タンバークプール」、2本の丸太のバリアを配した障害物エリアが設けられていて、メア・アイランド水道と向かいのバレホ・マリーナを背景にして絶好の観戦スポット。 ブルーワリーのパブで軽食&ビール(シクロクロスにはビールがつきもの)も調達できるし、綺麗なトイレも使えるし、駐車場もすぐそこだし、シクロクロスイベント観戦としてはなかなかのセッティングでしたね。 唯一の難点はコースがちょっと長すぎたこと(普通1マイルちょっとのところ今回は3.5マイル)。メインエリアからだと建物の向こう側に延々とコースがのびてるのでレースの大部分が見えないし、レーサーがメインエリアにあんまり戻ってこないので間延びして感じられた。レーサーにとっても、メインエリアから離れたあたりではコースのマーキングが甘い部分もあったらしくて、コースを外れて迷っちゃったって話も聞いた。 レースではピコちん大活躍!ユースレースでは3分前にスタートした高校生たちの後半1/3グループに追いつき追い越す快走で優勝したし、中級レースでも大人の中でただ一人のユースライダーとして大人に負けない走りで健闘してた。 中級レース出走前にアナウンサーさんにインタビューされるピコ(ちょっと見づらいけど) ピコは小さな体でパワフルな加速、BMXで培った技術で水&木屑プールにホップしてイン&アウト、丸太バリアに向けて相棒直伝の美しいディスマウント&リマウント。かなり華麗な走りで、アナウンサーさんや主催者さん始めたくさんの皆様に大きな声援と賞賛をいただきました。私まで「あなたのお子さんほんとにすごいね!」とたくさんの方にお声かけてもらってもー鼻高々でしたよ。 (© A. Yee / Cyclocross Magazine) チームリレーでも、ピコちんたちのチームは唯一の子供だけチームで、大人チームに混じって一歩も引かない大健闘!チームの布陣は、第一走者にSくん(BMX世界選手権出場の猛者でCXも速い)、第二走者にIくん(もう一人の9歳エキスパートだけどCXは初心者)、第三走者にHちゃん(チームに入ったばかりの7歳初級でCXは初めて)、アンカーにピコちん。 後列のちびっこたちがピコちんチーム 戦略としては、Sくんがそこそこの位置につけて多少のバッファを稼いで、第二走者と第三奏者でかなり遅れるだろうけど、ピコちんは最後どんじりで一人でもめげずに走れるからがんばって完走、うまくいけば前との差を多少詰められるかな?、という感じ。 レース展開はほぼこの戦略の通りで、みんながんばって、10歳以下の子供たちだけで大人チームと競ってなんと最下位じゃなかったの! ほんとにすごい快挙!しかも全員がBMX仕込みの華麗なホップイン&アウトを披露して、観衆からは大喝采。間違いなく一番声援をいただいたチームだった。 実はリレーの優勝は、相棒たちのチーム「Old and Slow(のろまな年寄り)」。平均年齢50歳だから「Old」はまあその通りだったけど、55歳以上上級の優勝と準優勝がいたし「Slow」の部分はかなり名前に偽りあり。アナウンサー(相棒顔見知り)にも「チーム名Shady and Fast(胡散臭いけど速い)の間違いだろ〜〜」とからかわれてた。 旗持ってパレードラップ(この時点でまだ周回遅れのピコちんはバトンタッチ待ち・・) 表彰式では優勝チームに古い自転車のシートを使っためちゃかっこいいトロフィーが授与された。相棒のチームメイトのリーにとってはシクロクロス歴初めての「優勝」だったそうでものすごーーーく喜んでいた。よかったね! イベント後に相棒がピコの自転車から走行計を回収したらほぼ20マイル(32Km)を記録してたそうな。確かに1周3.5マイルのコースを、ユースで1周+中級で3周+リレーで1周に加え、ファミリーライドも一緒に参加したし(+3マイル?)、空き時間にBMXパーク乗り回したりもしてたし、それくらいにはなる計算。 それにしても20マイルって8歳の子供にはけっこうな距離だし、しかもただ走るだけじゃなくて大部分がレース(=全力)。ピコちん体力も着々と増進してるみたいね。驚かされるというか、頼もしいというか。 ピコは先週のマンザニータでのCXレースで難所を力強く乗り切ったことが殊の外自信と意欲につながったらしくて、とりあえず今はBMXをお休みしてでもCXに集中したいと自分で言いだしたらしい。CX命の相棒としたら願ったりかなったりという感じで、10〜11月は父子で毎週末シクロクロスに邁進する+できたら平日もトレーニングに励む予定、なんだそーです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.10.05 14:32:30
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