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テーマ:クリスマス(2753)
カテゴリ:アメリカ日常生活
ということで、山の中のクリスマスツリー農園に行って自分で選んだ木を自分で切り出す「クリスマスツリー狩り」をやってきました〜。 今までツリーは地元のボーイスカウトのクリスマスツリーパッチ(期間限定のツリー即売所)から生の木(切ってあるやつ)を買ってきてたんだけど、アメリカ在住19年目(もうそんなになるのか・・遠い目)にして初のツリー狩り!今週は相棒が出張でいないので、ピコとマミーの母子チームプロジェクトです。 毎年ツリー切りに行ってるという同僚にオススメしてもらった農園を目指して、サンタクルーズ山塊を登って行く。とてもシリコンバレー圏内とは思えないようなかなりの山道。道沿いにはいくつもツリー農園の看板があったけど、せっかくなのでオススメしてもらった農園まで登った。 ようやくたどり着いた入り口でノコギリを渡されて、そのままてっぺんの一番大きな駐車場へ。久しぶりの晴れた週末だったので混んでるかと思ったけど、それなりに人は来てたものの、敷地が広いこともあってて別に混んでるって感じじゃなかった。まあかなり奥まで登って来たしね。 私たちが求めるクリスマスツリーの条件は、高さ5〜6フィート(ツリーとしては小ぶりだけどうち狭いから)、ダグラスファー(米松)かノーブルファー(米樅)、できれば均等な円錐形で枝がスカスカじゃないこと。 ここの農園では、広―い敷地内に様々な「ツリー候補生」が特に秩序なくバラバラと生えている。サイズ毎や木の種類毎に分かれてれば探しやすいんだけど、ここでは見事にバラバラなので、好きな木を選ぶにはとにかく歩き回って探すしかない。 無秩序というか自然ぽいというか サイズがバラバラなのは、ここの農園では木が再生するような切り方を推奨してるせいもあるみたい。地面に近いところで切るんじゃなく、下に7〜8本の枝を残して切ると、切り株から新しい木がまた生えてくるんだそうで、そういう木の世代交代でサイズが混在してるよう。実際切り株から生えてる木もたくさんあって、生木を使い捨てにする罪悪感から逃れられるというか。 下草を踏み分けながら「あの木はどう?」「あっちの方がよくない?」と品定めしていく。一応少しは剪定も入ってるみたいだけど、上部に枝がなさすぎたり、片側だけやけにスカスカしてたり、幹が斜めに傾いでたりして、なかなか美しい円錐形の木ってないのよね。 20分か30分くらい歩き回ったところで(それでも広い敷地のごく一部だけ)、ようやくピコも私も気に入った木を見つけたので、満を持して切断開始!どこで切るかを決め、借りて来たノコギリ(ハンドルの付いてない弓鋸)を幹に当てて押して引く。 最初は力とコツが要るので私が切り始め、切れ目が十分入ったところでピコにバトンタッチ。鋸の歯が引っかかったり、力の方向がずれて刃が切れ目から抜けたり、悪戦苦闘しつつも少しずつ切っていく。 「木がこっちに倒れて来たらどうしよう?」「倒れた時にそっち側の枝が全部折れたらどうしよう?」と心配するピコに、「こっち側から切れ目を入れると重心はどっちに傾くかな?」「そしたらどっち側に倒れるかな?」「枝はすぐ折れそうかな、柔軟性があるかな?」「木の重さはどれくらいかな?」と物理&生物なダイアローグを交えつつ。 幹の太さ(小さい木なのでせいぜい直径5センチくらい)の3/4ほどまで切ったところで、幹を押してみたら向こう側に倒れた。残りのつながっている部分をピコちんが切り、無事にクリスマスツリーの捕獲(切り取り)成功!たぶん所要時間は20分くらい。 悪戦苦闘からの おお、倒れた! 仕留めた! ピコががんばって一人でツリーを駐車場まで運んでくれ、一緒に備え付けの器械でネットをかけて車に積み込む。ハッチバックなので後ろの席半分倒しただけで収まった。いやーピコちん頼りになるわあ。 高さ5フィートってクリスマスツリーとしては小さめだし、木の値段はサイズにかかわらず一律(一本65ドル)だからちょっと割高にはなるけど、2人でもそこまで大変じゃなく切れたし、ピコでも一人で持ち運べる重さ、かつ車にも積みこめる大きさだったので、私たちにとってはちょうどよかった。これがもっと大きかったら車の屋根に載せないといけないところだったけど、ロープとかバンジーとか持って来てなかったし。 一仕事終えたところで、駐車場横のピクニックエリアで休憩。無料のホットココアとホットサイダーをいただきながら、冬の冷たいけど爽やかな空気を楽しむ。周りには家族総出でお弁当持参でピクニック態勢整えて来てるグループがいくつもあった。うちも来年あたりはラブラブまたいとこVちゃんファミリーあたりに声かけても楽しそう。 車で入口まで戻って、鋸を返して代金を払う。樅の枝で作ったリースやヤドリギの束(壁に飾る)も売ってるので、買おうか迷ったけど今回はやめにした。入口のおばさまは私たちを覚えててくれて、「あらーずいぶん早かったわね。いい木みつかった?」って声かけられた。1時間以上はいたと思うんだけど、たぶんツリーの間を散歩したりピクニックしたりして半日とか楽しんでいく人が多いんだろうな。 うちにあったツリースタンド(幹に杭を打って固定するタイプ)が使えなかったので、荒物屋さんでボルト5本で固定するタイプのスタンドを購入。生木はちゃんと水をあげ続ければ1ヶ月近くもつので、ちゃんと面倒みないとね。 その日の夜にはピコちんと一緒に飾り付けもしました。いい感じに仕上がって、一気にクリスマス気分アップ〜! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.21 08:22:01
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