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テーマ:アメリカの中学(35)
カテゴリ:アメリカ学校生活
ピコちんのミドルスクールの「バックトゥスクールナイト(保護者説明会)」がありました。こんなご時世なのでもちろんバーチャルで。
ミドルスクールでは「学級」「学級担任」というものが存在しないので、校長&副校長の全保護者向けのイントロ(ウェビナー)のあとは、ピコの時間割に合わせて、ピコがとっているクラスの教科の先生のそれぞれZoomミーティングに参加して授業の説明を受ける形になる。ピコは今学年8科目を履修するので、約10分ずつで8教科の説明を聞くという忙しい内容だった。 ちなみにピコの学校では「キャスケーディング・スケジュール」というのを採用しており、履修する8科目は全部平等に同じ時間数の授業を受けるんだけど、毎日8限まで授業があるわけではない。 月〜水と金曜は6限までで、月曜は科目2〜4と科目6〜8の授業があり(科目1と5の授業がない)、火曜は科目1、3〜5、7~8の授業があり(科目2と5がない)・・というように、順番に毎日2科目ずつの授業がないので1日の授業時間は6限までになる。なぜか短縮授業の木曜だけは8科目全部の授業があり、1限30分で教室を移動するというめっちゃ忙しいスケジュールになっている。 必修科目も選択科目も平等に週に4時間半の授業が受けられるのは素晴らしい。ブラバンもほぼ毎日練習できるので1年でもかなり上手くなるらしいし、アートとか作文とかもいろんな種類の作品をそれぞれ時間をかけて創れるし。 で、とにかくピコちんの時間割通りにそれぞれの教科担任の先生の授業の紹介を聞いていったんだけど、どの先生も熱意に溢れててポジティブな感じでいいじゃないですか! 特に印象が強かったのが、個性的なアートの先生と学校の名物的存在の算数の先生、あとは肉体派っぽいブラバンの先生。 アートの先生は、イタリアで生活されてたり韓国で美術教えてたり、多様な文化に触れてきた経歴を持つ方で、10分のクラス説明でもアートと文化に対する理解と情熱が感じられてよかったです。まあ自分の学生時代を振り返っても、美術の先生というのは個性的で素敵な先生が多かった気がしますね(私の高校の美術の先生は、私が在学中に出版されたイラストエッセイ本を皮切りに、その後何十冊も本を出版されている人気エッセイストさんです)。 数学の先生は、17年間このミドルスクールで数学を教えてきたという学校の名物的な先生。今年の夏のピコのサマーキャンプ1つで、ミドルスクールの最上級生が補助カウンセラーやってて、ピコはその子から「うちの学校には問題に正しい回答するとクッキーくれる先生がいるんだよー」とその先生の名前を聞いていたらしいです。 ピコの数学クラスはアドバンストということで6年生の内容と7年生の2年分の履修内容を1年で終わらせる意欲的なクラスなんだけど、数学に関する雑談とか数学的思考を使ったゲームとかも取り入れるそう。こういう生徒とのコミュニケーションと数学教育のどちらにも真摯な関心を持っていてくれる先生に教わる数学はきっと楽しいだろうなと思う。 ブラバンの先生は、なんか音楽の先生というより体育の先生みたいに見える肉体派の男の先生。ピコはサックスを第一希望にする方向なんだけど、なんと学校に置いとく用と自宅に置いて練習用と2つ楽器を学校から借りられるらしいです。すごい太っ腹〜!自転車通学で楽器を毎日持ち運ぶのはちょっと厳しいと思ってたからありがたい!ここはやっぱり親もPTAに寄付してサポートしないといかんなと思いました。 ということでミドルスクールの滑り出しは上々です。このまま大きなことが何もなく(コロナとかコロナとか)楽しいミドルスクール生活が送れることを願ってやみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.25 13:29:20
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