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テーマ:自転車(13132)
カテゴリ:自転車
ということで、この週末、土曜のVSRTCXと日曜のメアアイランドUCXのダブルヘッダーにより、サンフランシスコベイエリアでのシクロクロスシーズンが開幕しました。コロナウィルスのパンデミックのため2020-21シーズンは全てのレースがキャンセルされたので、2020年2月末以来のレースになります。
ちなみに、パンデミックの間、自転車そのものはかなりのブームを迎えていました。在宅推奨でスポーツジムとか行けない、屋外アクティビティならまあ安全、家族全員在宅(学習+勤務)なので家族全員でできるエクササイズへの需要増、、などいろんな要因により、特に子供用の自転車はどこも売り切れで中古でも入荷次第売れるくらいの感じ。大人用の自転車も中国からの流通が乱れたこともあってかなり品薄な状況だったし。 それはさておき、そんな19ヶ月ぶりのシクロクロスレースということで、相棒とピコちんも気合い入りまくり。数週間前から自転車のアップグレード&メンテナンスとテストに余念がありませんでした。 そして迎えたこの週末。まずは土曜のVSRTCX(Valley Sporksmen Racing Team Cycrocross)。会場はイーストベイはカストロバレーのローウェル・ランチ。ピコちんは午前9時からのジュニア10-14歳の部、相棒は午前10時半からのマスターBに参戦です。 ランチ(農場)が会場なだけあって、ロデオ競技場のフィールドを突っ切ったり観客スタンドの下を潜ったりするようにコースが設定されていたのが面白かった。ヘアピンからの急めのダート上り下りとか長い急斜面のダートのランナップ、枯れた牧草地のヘアピンターン葛折りとかのテクニカルなセクションもあって見どころ満載。 葛折りセクション ピコちんは結構いい感じで走ってたんだけど、最後から2周めで問題発生。コースの真ん中あたりで観戦していた私が、ピコと競ってたライダーがみんな通り過ぎたのにピコは来ないなあ??と思っていたら、ピコが自転車に乗らずに肩に担いで走ってきた。私もコース沿いに走りながら聞いたところ、自転車の故障で乗れないというので、とりあえずそのまま担いで走るように指示し、私は駐車場にとめた車まで走り、マウンテンバイクをおろして一番近いコース脇で待機、なんとかそこまで辿り着いたピコちんは予備の自転車に乗り換えてゴール。 出走前の笑顔 干し草が障害物 遅れが響いてピコちんは順位を大幅に落としてしまい、周回遅れという結果になっちゃって、本人珍しく泣いて悔しがってました。 なんでも転倒して自転車の右側(ギアがある側)を地面に打ち付けてしまい、ギアがダウンシフトできなくなっちゃった&無理にシフトしようとしてチェーンも外れたらしい。とりあえずチェーンは直したけどダウンシフトできないのに焦ってずっと担いで走ってたらしいんだけど、相棒には「重いギアでも平らなとこは走れるんだから上り坂だけ担いであとはまた乗ればよかったのに」と言われてました。レースにメカニカルはつきものだけど、それをいかに問題解決してレースを続けるかもレースのスキルの一つだと。奥が深い! がっかりしてる間に相棒のレースが始まったので、とりあえずピコちんと観戦。相棒はパワーとスピードよりもスキルが強みなんだけど、このレースでも他の人は誰も自転車乗ったままでは登れない長いランナップを一人だけ自転車降りずに漕ぎ登り切ったりしてスキルを見せつけていました。結果、上位1/3に入ったので相棒的には上出来だそうです。 ロデオ会場もコースの一部 ロデオ会場のスタンド下も 明けて翌日、日曜は、バレホのメア・アイランドで行われる第2回メア・アイランド・ペダルフェストのアーバンシクロクロス。 メア・アイランド・ペダルフェストは2019年の記念すべき第1回にももちろん家族総出で参加した楽しい思い出のあるレースです。 会場となるメア・アイランドは、歴史ある海軍の造船所の跡地。なんと勝海舟とか福沢諭吉とかジョン万次郎が乗った咸臨丸もサンフランシスコ到着後に修理のため停泊していたような史跡です。今は段々に再開発が進行中。今回のレースのメイン会場も再開発の目玉の一つである「ウェットマイル」にあるブルーワリーの目の前に設営され、観客はビールを飲みながら応援できます。 ブルーワリー前の賑わい アーバンシクロのコースはメア・アイランドの他の地域まで巡る約3.5マイルのコースなんだけど、メインの見所はブルーワリー前に設置された障害物セクション。造船と「ウェットマイル」にちなんで、水を張ったウォーターハザード、バークのプール、太い丸太で一人ずつしか通れなくされた折り返し、何列も並べた太い鎖、バークの小山に木の橋を渡した障害物などがほんの200mくらい(折り返しがあるのでコースにしたら400mくらい)の間に次から次へと並べられて、観客に見所を提供します。 第1回では高校生と大人中級にダブル出場したピコちんですが、今回は大人中級のみ出場。相棒は今年も大人上級とリレーに参戦。 大人中級レースは、当然ですがピコ以外は全員大人。その中で10歳のピコは上位半分に入る大健闘!体力とパワーでまだ不利なピコちんの武器は自転車ハンドリングスキルなんだけど、特に障害物セクションはそのスキルの見せ場!毎周華麗に障害物を乗り越えながら大人レーサーを追い抜いて去っていく姿が超かっこよかった(←親ばか)!MCさんにも「次世代シクロクロサー!」と名指しで大いに応援いただきました。相棒も上級レースでは上位半分に入る結果で満足。 大人の中に子供が一人 ピコちん@ウォーターハザード 鎖を乗り越えた後の華麗なリマウント 相棒@バークの小山 そして本日の「(相棒的)メインイベント」であるリレー。1チーム4人で1台の自転車を共有して1ラップずつ走ります。映えある第1回大会ではリレーでは相棒のチーム「オールド&スロー」が優勝し、栄光のトロフィー「ロンサム・ルーイー・カップ」に永遠にその名が刻まれたわけで、今年もトロフィー防衛を目指して、オリジナルのディフェンディングチャンピオンチーム4人全員が再集結。 イベント主催者チーム、メアアイランドの電気工事会社チーム、BMXパパチーム、その他レーサーチームを相手に、第1走者のリー(チーム唯一のアラフォー)からいきなりトップに躍り出て、第2走者の相棒(アラフィフ)、第3走者のボリス(アラフィフ)、アンカーのジム(アラ還)まで徐々にギャップを広げ、王者の強みを見せつけて無事タイトル防衛。今年も「オールドはほんとかもしれないけど、相変わらずスローは看板に偽りありすぎだよね」と言われてました。来年こそチーム名変更かな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.12 06:51:42
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