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まいじー日記

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2023.04.16
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カテゴリ:自転車


2月中旬にオープンした今年のNICA(National Interscholastic Cycling Association、全米高校サイクリング協会)北カリフォルニア支部のマウンテンバイクレースシリーズ、早くもミドルスクール部門は最終戦です。

会場はベイエリア北部のワインカントリーの更に北に位置するレイク郡の山中にあるシックスシグマ・ランチ&ワイナリー。うちの辺りからだと車で3時間半と割と遠めなので、ここも前泊が前提。整備されたキャンプグラウンドではないけどキャンプもOKということで、我が家も他のチームメンバーと一緒にチームテントの近くにテント張ってキャンプすることにしました。

レースは日曜だけど、前日夕方のコース試走に参加するには午後2時より前に会場入りする必要があるということで、土曜の朝9時には家を出る。ナパからシルバラード・トレイルを通ってセントヘレナ、カリストーガを抜け、セントヘレナの山地(マヤカマス山地というらしい)を登っていく。いやー山に入るまでほんとどっちを向いても葡萄畑とワイナリーばっか。さすがワインカントリーですね。

山道を折れてワイナリーの敷地に入ると、葡萄畑で草を食む羊の群れと牧羊犬がお出迎え。動物による雑草処理といえばなんといっても草刈り山羊さんたちを思い浮かべますが、山羊は葡萄の木も食べてしまうので、ワイナリーや果樹園では羊にやってもらうんだそうです。豆知識〜!



シックスシグマ・ランチ&ワイナリーは、その名の通り牧場と葡萄畑とワイン醸造所なわけですが、広さなんと4300エーカー(東京ドーム374個分!!)もあるのでまだ使ってない山地や草原も広がっており、敷地内にはハイキングやマウンテンバイクができるトレイルも走っていて、ワインクラブのメンバーに公開されている他、毎年NICA北カリフォルニア支部のチャンピオンシップレースの会場ともなっているというわけです。

ちなみにシックスシグマといえばビジネス用語というか経営管理や品質管理の手法ですよね。なんでこのワイナリーにそんな名前がついてるかというと、GE(ゼネラルエレクトリック)でシックスシグマによる品質管理を推進した「シックスシグマの伝道者」ともいうべきお方が引退後に購入してオープンしたワイナリーだからです。当然シックスシグマの手法を使ってワインの品質管理もしてるらしいです。またまた豆知識〜!

それはさておき、ワイナリーの敷地に入って砂利道をしばらく進むと、広い草地が現れ、たくさんの車やテント、チーム拠点のキャノピーテントとその間に見え隠れするテープでマークされたレースコースを横目にさらに砂利道を進み、我がチームに割り当てられたスタート&フィニッシュにほど近い一番奥のエリアに到着。

ちょうど進行中だったチームテントの設営を手伝い、自分たちのテントもセットアップ。特に決まったキャンプグラウンドがあるわけじゃないので、メンバーファミリーがそれぞれチームテントの近くに適当に車を停めて適当なところにテントも張る感じ。RV(キャンピングカー)で来たファミリーもいました。





そうこうしてるうちに試走の時間になったのでコーチと選手たちはコースへ。コーチはほぼほぼ親ボランティアで、我が家も含めだいたい父親がなることが多い。私は他のお母さんたちとテームテントでのんびりお喋りしてました。

チームでキャンプの場合、ご飯は基本的にはポットラック(持ち寄り)。夕食ではコーチの一人の自家醸造ワインやシックスシグマのワインのボトルも回ってきて、その後は焚き火を囲んでお喋り。



夜はかなり冷えて、私はほとんど眠れなかった。夜露もかなり凄くて、テントの内壁に結露したり、テントのフライ(外カバー)の内側に溜まった夜露が内テントのメッシュの屋根から水漏りしたりして、寝袋が濡れたりもしたし。朝日がさしてきてテントが温まってからようやく少しうとうとできたくらいでかなりの寝不足。幸いレーサー本人(ピコちん)はぬくぬく熟睡できたそうなので、レースには支障なし!で一安心でしたが。

日曜は1日中レースが組まれてて、午前中はハイスクール部門で、朝イチのバーシティ(各チームの代表選手が競うトップカテゴリー)男女から始まり、男子のJV(ジュニアバーシティ)、ソフモア、フレッシュマン、女子のJV、ソフモア、フレッシュマンと続く。午後はミドルスクール部門で、オープン(学年問わず競うミドルスクール部門のトップカテゴリー)男女、女子8年生、7年生、6年生、男子8年生、7年生、6年生でレース終了。

ピコちんのレースは最後から2番目なので3時半に出走。それまでだいぶ時間あるしってことで、ピコたちがチームメイトのハイスクール選手の応援をしてる間、寝不足の私はお日様で温まったテントに戻って昼寝。その後、相棒とチームメイトパパ1人の3人でワインテイスティングに行きました。

テイスティングルームは私たちのキャンプエリアから歩いて5分くらいのところにあり、こじんまりと田舎風で素朴な感じ。小さな建物をぐるりと取り巻くテラスにテイスティング用のテーブルがセットしてあり、建物の周りの庭にもピクニックテーブルが置かれて大人数グループで座れるようになっている。

テイスティングは5種類のワインを試飲できて15ドル。カウンターで毎回注いでもらうのではなく、1種類めが注がれたグラスと2〜5種類めがそれぞれ注がれた小さなカップが渡され、自分で好きなようにグラスに注いで味見をできるフライト式。テイスティングのお世話してくれたイングリッシュジェントルマンのスタッフの方が気さくで知識豊富でとても素敵でした。

この日のテイスティングは5種類で、白とロゼが1種類ずつ、赤がブレンドとカベルネ、テンペラニーリョの3種類。「こんなに飲めないけどフライト式だと全種類ちょっとずつ味見できるからいいよね〜」とかほざいてたけど、結局ちびちび味見を繰り返しほとんど全部飲みきりました。のんべ復活!





味見した中では1番めのソーヴィニヨンブランと5番めのテンペラニーリョが美味しかった。テンペラニーリョって聞いたことないヴァラエタルだったけど、スペインワインの代表的な品種らしいです。カリフォルニアのワインカントリーでは割と珍しいんじゃないかなー。ワイン買うとテイスティングフィーを差し引いてくれるので元々1本は買おうと思ってて、2本とも買おうかと迷った結果、お値段の都合上ソーヴィニヨンブランだけ購入。

とりあえずピコちんのウォームアップに間に合うようにチームテントに戻り、私はまたちょっと昼寝(酔いつぶれたともいうかもしれん)。もちろんピコちんのレース開始前に復活しましたが。

ピコのレースには53人が出走。出走順は前レースの順位でコールアップされるので、前レースで10位だったピコちんは2列めスタート。スタート後は緩いけれど長い登りがあり、そこから山の中を走った後草地に降りてきて、小川の横断2ヶ所を含む蛇行コースから短いフィニッシングストレートに至る3マイル弱のコースを2周する。私は見どころの1つの小川横断ポイントで応援してましたが、V字に切れ込む流れを水飛沫をあげて横断し濡れて滑る斜面を漕ぎ登っていくところは迫力ありでした(岩にタイヤ取られて転倒して怪我して棄権した子もいた・・)。













ピコちんは結果8位でゴール!今シーズンはバスケの方を優先して平日のチーム練習に参加できてなくてこの結果。最初のレースの14位から10位、8位と順位を上げてきてもいるので、マウンテンバイクの方に全振りすればand/orシーズンがあと2戦くらいあれば表彰台復活も夢ではなかった。来年に期待ですな!

夕方のミドルスクール部門表彰式の後、チームテントも撤収して解散。また片道3時間半のドライブ。正味30分未満のレースに対し、往復7時間のドライブとオーバーナイトのキャンプ。我が家もハードコアなマウンテンバイクレーサーファミリーの仲間入りです。あと5年はこの生活が続くなら、次はキャンピングカー購入もありかもしれません。。





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最終更新日  2023.05.05 05:27:19
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