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まいじー日記

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2023.09.04
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カテゴリ:アウトドア


毎年恒例のマカロミー野生保護区へのバックパックキャンピング。22年目の今年は一味どころかだいぶ例年とは違う内容になりました。

というのも、マカロミー行ってはきたし、確かに「バックパッキング」も「キャンピング」もしたんだけど、「バックパックキャンピング」はしなくて、その代わりというかサーカス見て鍾乳洞行ってきた、のです。

異例づくしになった理由は天候。ちょうど3連休の前半に局地的な雷雨と強風と低気温がまんまとヒットしてしまい、バックパック背負ってウィナマッカ湖まで行ってみたものの、装備は濡れるは風は轟々と吹き荒れるわ、ちょっとキャンピングを楽しめる状況じゃなくなっちゃったので、そのまま撤収してとんぼ返りして、即席バックアッププランとして相棒友人のコンドに転がり込んで残りの週末を過ごしたというわけ。

そもそも、野草の花のピークの7月後半〜8月初旬じゃなくて9月のレイバーデイの連休っていう日程がまず異例。理由としては、今年は春が遅く&涼しくて野草の花のピークが遅かったっていうのが一つ、あと7月半ばにピコちんが足首捻挫したっていうのも一つ。

それでも例年ならレイバーデイはまだまだ名残の夏でキャンプに最適な時期のはず。金曜夕方に家出る時もふつーに晴れてて暑くて半袖にビーチサンダルで出たくらいだった。

だけど、山方面に向かうにつれて空が暗くなり、日が暮れてからは霧が出て、雨が降り出し、時折稲妻で空が昼間のように明るくなって、我ながら「なんで稲妻に向かって車走らせてるの?」と自問自答したほど。

それでも、キャンプの言い出しっぺというか企画は我が家だったので、とりあえず事前の計画に則って「いつもの」前泊キャンプサイトに到着。

この時点で、今回のキャンプ参加予定者5組(家族)13人のうち、2組6人は脱落してホテル泊にしてたんだけど、相棒いとこ家族と別の相棒いとこ(正確には相棒またいとこの旦那さん)は先に着いてて、雨がすごすぎるのでテントは張らずに車中泊してた。幸い我が家が着いた時には雨足がひいてたので、貴重な乾いた地面(実はカーポートの屋根の下)にテント張って宿泊=キャンプした!。

翌朝は曇りで寒いながらも雨は降っておらず、カーソンパスのトレイルヘッドにあるレンジャーオフィスの朝8時開所と同時にキャンプサイトをゲット。そのままピクニックテーブルで朝ごはんを食べたりレンジャーさんとお喋りしたりしてるうちに、ホテルで前泊してたトレバー&ケイ夫妻が合流したので、バックパックを背負ってハイキング開始したんだけど。

我が家3人のバックパック(相棒のが約15kg、私のが約12kg、ピコのが約11kg)


目的地のウィナマッカ湖までは2.5マイル(約4Km)。歩いている途中で雨が降り出し、ウィナマッカ湖のキャンプサイトに到着したときにはかなり雨足も強くなっていて、レインジャケットにレインパンツ、防水のハイキングブーツ、バックパックにはレインカバーの雨対策にもかかわらず、服や靴下にも雨がしみてきちゃってた。

写真スポット「椅子の木」に倒木が鎮座しててびっくり


途中のフロッグ湖の水量がこんなに多いのは久しぶり(初めてかも)


とりあえず雨宿りできるような木もないので、雨の中でテントを張って避難したんだけど、設営中にどうしても多少雨が入ってしまい(テント本体の上部がメッシュなので、レインフライをかける間に雨が・・)、寝袋やスリーピングマットも少し濡れてしまった。このままだと更に気温が下がる夜を乗り切れるか不安・・。

キャンプで雨で困るのは、もちろん寝具や防寒具が濡れるのもだけど、炊事や食事、トイレなんかは全部外でする前提だからなんだよね。もちろんハイキングとか釣りとかのアクティビティも雨だと楽しめないから、テントに篭って時間を過ごすだけになっちゃう。まあ雨は翌日には止むかもしれないけど、翌々日まで続く可能性もある。晴れの可能性に賭けて寒さで眠れない夜を過ごすだけの価値はあるか?というのが決断のしどころ。

ラウンドトップの頂上が見えないのは初めてかも


あまりの寒さにジャンピングジャックで暖を取る・・


一緒に登ってきたトレバーとケイはもうテントも張らずにとんぼ返りしたし、途中雨をおして日帰りハイキングで合流してくれたスティーブ一家もランチ食べて帰ったし、やっぱり私たちも戻ろう!と残った7人で相談して、結局サイトを撤収して下りのハイキング開始。

キャンプサイトを離れるときになって青空が見えてきたのには決意を揺さぶられたけど、反対側の空にまだ雨雲残ってたし、風は相変わらず轟々吹き荒れてるし、気温は更に下がってたので、思い切って戻りました。駐車場に戻ってから頂上見たらまたちょっと雨模様っぽかったので、いい決断をしたと思います!

ようやく見えた青空と私の「世界で一番好きな場所」


野草の花がまだ綺麗だったのでとりあえずウィナマッカまで行けてよかった




時期がずれたのでいつもとは違う種類が満開




実はカーソンパスから程近いカークウッドのビレッジに相棒友人ピーターがコンドミニアムを持ってて(今までも何度かお世話になってます)、今週末は空いてるから泊まってもいいよって言ってもらえてたので、7人でそこに泊まることに。コンドにはウッドペレットのストーブがあって、火の暖かさが身に沁みました。結局残ったのはみんな相棒親族でしたね。。

翌朝、窓の外を見てみると雨模様でだいぶ寒そうだったので、なんか勝った気分で暖かい家の中でのんびりしていたら、日帰りハイキングして近場ホテル泊したスティーブ一家から「今日何してんの〜〜?」とテキストが来たので「だらだらしてる〜〜、こっち来る〜〜?」と聞いたら「行く!」と前のめりな返事がきて、午前中のうちに遊びに来てくれた。

仲良しのスティーブ一家姉妹が来てくれてピコちんもまたいとこVちゃんも大喜び。子供たちがキャンプのたびにやりたがる「マフィア」ゲームを全員でやったり、バックパッキング用に持ち寄った食材でランチ作って食べたり、子供たちが2階で遊んでる間に大人はお喋りしたり、暖かい家の中でまったり過ごして、夕方に相棒いとこ家族とスティーブ一家をお見送りした。

そして残った我が家3人+相棒いとこのケイはサーカスへ!というのも、コンドの目の前にサーカステントが立ってたので、せっかくだし行くしかないでしょ!ということでチケット買っておいたのです。

座席指定なしだったので少し早めに行って並んでたんだけど、大体は近隣の村から来たファミリーや若者グループ+別荘に滞在中のファミリーもちらほら、という感じだった。子供向けの絵本とかにある「サーカスがやってきた!大事件!」的なワクワクが皆さんのお顔に漂ってて新鮮だった。ピコちんがもっと小さかった頃にもサーカス行ったことあったけど、あの時は大都市サンノゼで開催だったから、そういう「特別イベント」感はあんまりなかったからねー。

チケットブースと入り口&売店テントの更に奥にちらっと見えるのがメインのサーカステント


サーカスの規模はそんなに大きくなくて、収容人員は300人くらい?って感じ。ベンチを中心にしたグループ席、壁際にバースツール席、隙間を埋めるように置かれたシングル椅子席、という感じ。私たちは椅子席(一緒に座れる保証なし)だったんだけど、早めに並んだおかげで、後方だけどほぼ正面でしっかり見える席に一緒に座れました。

演目は、アクロバット、空中ブランコ、ロープや布を使ったエアリアル、体操的なスタント、カードマジック、ジャグリング、ナイフ投げなど。昨今のサーカスでは動物の曲芸はない(動物愛護の観点から)ので、全て人間キャストによる演技です。

一応ストーリー的なものもあって、舞台はネバダ州の砂漠ってことになってて、クラウンが砂漠で水を探す冒険者に扮してたり、ナイフ投げキャストがサボテンの着ぐるみ着てたり、スタントキャストはトカゲの尻尾つけてたり。あとエイリアン研究の噂高いエリア51との関連でジャグラーはメン・イン・ブラックのコスプレしてたし、エンディングにUFOとエイリアンが登場したり。

実際、空中ブランコやロープなどのエアリアルは華麗だったし、他のアクロバットも見応えあり、ジャグリングも楽しくて、アクロバットしながらのカードマジックとかも意外で、全体的にとっても楽しめました。行き当たりばったりだったけど、サーカス行ってよかったです。

ロープと空中ブランコのエアリアル


トカゲたちとサボテンたちによるアクロバット


で、翌日は朝10時前にコンドを発って帰路についたんだけど、途中で「ブラックキャズム洞窟」に立ち寄って、鍾乳洞見学ツアーに参加。20年越しの念願がとうとう叶った!

というのも、「ブラックキャズムはここで右折」という看板を毎年毎年20年以上も見てて、ずっと気になってたの!でもいつもキャンプで日程ギリギリだから行ってみる機会がなかったのね。なのでこの際絶対行ってみよう!ってキャンプ撤収した時から心に決めてたのです。

ブラックキャズムは国の天然記念物にも指定されている鍾乳洞。全長は1km程度、入り口から一番深いところまでの高低差は70mくらいで、底部には水が溜まって水深25mくらいの地底湖になっているそう。大きく3つの「チャンバー(空間)」があり、ツアーで見学できるのはそのうち一番大きい「Colossal Chamber」の上部のみ。

断面図


平面図


ガイドさんに先導されて見学ツアー開始。狭い階段やプラットフォームを歩いて縦穴の上部を横断し、横に形成された「Landmark Room」に入って戻るという経路。途中、地底湖の湖面までを見下ろせるところではあまりの深さにお腹の底がゾワっとしたけど、洞窟内の至るところに様々な形の鍾乳石があってすごい見応えたっぷりだった。

鍾乳石というとすぐにつらら石と石筍をイメージするけど、ブラックキャズムの中には
オーロラかカーテンのようなひだ状のもの、剣山みたいに氷柱が密集したような形のもの、名前の通りまっすぐな管になっているソーダストロー(鍾乳管)、不思議なガラス彫刻のように複雑怪奇な形をした細いものなどなど、今まで見たこともない形状の生成物がたくさんあって、その種類と量に圧倒された。

ガイドさんの左側の青っぽいところが深い縦穴に続く壁(スマホ落としたらと思うと怖くて地底湖の写真は撮れなかった!)


ガイドさんの右に見事な石柱が見える


様々な形の鍾乳石(洞窟生成物)






鍾乳石のカーテン


摩訶不思議な造形も


Landmark Room内部


Landmark Roomの天井、無数の鍾乳管やつらら石がシャンデリアみたい






ここにも不思議な造形の生成物が


Landmark Roomの中央にある見事な鍾乳石


この辺りには他にも鍾乳洞が点在してて、州の天然記念物に指定されてるカリフォルニア洞窟や州の史跡に指定されてるマーサー洞窟は見学ツアーがあるし、他にもワイナリーが私有してワイン貯蔵に使ってる洞窟なんかもあるそうです。機会があったら他の鍾乳洞にも行ってみたいな!

鍾乳洞見学の後は帰路につく。今回は寄り道をしたので、いつものルートではなく1本外れた道を初めて通った。ブラックキャズムの最寄りの小さな街ヴォルケーノはやけに可愛いくて次はぜひ滞在してみたいと思ったし、ランチで寄ったサッタークリークもメインストリートに開拓時代っぽい建物が並び、ワイナリーやセレクトショップがたくさんあって、ちょっと観光化されてるけどとってもかわいい街だった!

サッタークリークのメインストリート


ランチ食べたカフェもかわいかった


今回は22年目にして初めての「悪天候によるキャンプ撤退」だったけど、その分今まで気になってたけど行けなかったところ(ブラックキャズム鍾乳洞)や存在すら知らなかったところ(サッタークリークの街)に行ったりできて、別の楽しみがありました。

正直22年も同じところに通ってると、毎年素晴らしい眺めを堪能し楽しい時間を過ごしてはいるものの、だんだん思い出が混ざってきて、どの年に何があったかとか誰と行ったかとかだんだん曖昧になってきてるけど、今年のことは絶対に忘れないと思う。記憶に残るキャンプ?旅行でした!





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最終更新日  2023.09.16 15:23:35
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