カテゴリ:子育て支援
「人口減少に勝つ企業」というタイトルにひかれて 週間エコノミストを購入しみました。 パラパラと電車の中で読んでいると 富士通総研主任研究員の渥美さんの記事 「仕事と育児を両立できる企業が売り上げを伸ばしている」がありました。 記事では、 調査をしたスウェーデンの企業の経営者に 「育児支援策をコストと考えたことはないか」と尋ねると 「コストではない。投資だ しかも、ハイリターンが約束されている投資だ。」 「経験豊富な女性の多くが辞めてしまうほうがずっと 大きなコストではないか。 日本の優秀な経営者がどうしてそんなことに気がつかないのか」 という辛辣な言葉が返ってきた。 とありました。 日本では、いまだに長時間(しかも、仕事をしているふりをしている 営業マンとか、早く帰ってくると、帰ってくるなという上司がいるとか) 働くこと=優秀というのがいまだに残っている気がします。 もちろん、裁量労働で成果主義で、実績があればという会社もありますが。 週に60時間以上働く割合が年々増えていて、生産性は落ちているだろうし いまはメンタルヘルスの問題もすごく多い。 コストではなく、投資。 スウェーデンでは実際に育児休業の給付に企業が割り増ししないと、優秀な人材は 転職していまう恐れがあるとか。 (給付率8割もなのに) 日本は、育休中が3割。復帰後に1割。 男性が取得するには、もし奥さんが専業主婦であれば、育休中を 3割の給付で生活しなければならない。 10が3になるというのは、かなり生活が厳しいし、これも取得が進まない 要因じゃないかと思う。 支援に積極的な企業独自の割り増ししたり、子どもが誕生するごとに 数十万とか、そういう制度もあるけれど、全体としてはごく一部。 おそらく、いまの雇用保険の財源では、失業給付と一緒なので これ以上増やすのは難しいのかも。 記事では、育児支援に積極的な企業が売り上げを伸ばしている ということで、企業例があげられています。 コスト=損な事 投資 =リターンのためのもので、損ではない というイメージが私にはあるのですが、スウェーデンから見たら 日本は何をやってるんだとよと、うつるのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.11.09 23:11:24
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