先日、まだ少し暖かい頃、玄関先で蜂っぽい虫が飛び回っていた。その大きな羽音にたじろいでしまい出るに出られない。
a 「どしたん?」
kemu 「んー、巨大な蜂っぽい虫が徘徊してる。」
a 「早く出てよ。」
kemu 「む・・無理や、こっち来そう。」
a 「大丈夫、大丈夫。早く出て。」
kemu 「じゃ、先に出てくれる?」
a 「絶対いや。」
kemu 「・・・。」
仕方ないので、決死の覚悟で玄関を躍り出た。が・・・案の定、蜂っぽいのが襲ってきたじゃないか。かなり危険な状況には違いなかったが、ここまでは想定内だったので、マトリックス避けで回避、流れるような動作で玄関内に逃げ込む。ところがなんと、その虫が玄関ドアと縁の間の空間に閉じこもってしまったのだ。さすがにコレは想定外。
ブーン、ブーン・・・。暴れている。ドアを開けると間違いなく飛び込んで来るに違いない。
これだけは使いたくなかったが、やむを得ない。
ごめんね、そしてさようなら・・・
フマキラーA・Wジェット
Wジェット噴射・・・。ヴーン、ヴーン。
さらに噴射・・・。ヴーン、ヴーン。
さらに・・・ き・・・効かね・・・
でも、羽音は小さくなっていた。二人は時間が経てばお亡くなりになるだろうと判断。しばらく居間に戻って、時間を潰すことにした。
数分後・・・
a 「もう、大丈夫じゃない?」
kemu 「たぶんね、見てみるよ。」
ドアの隙間から虫の状況を確認する・・・
a 「どう?」
kemu 「んー、虫の息やわ。」
a 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
kemu 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
a 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」