ギャラリー間 ( GYALLERY・MA ) は
乃木坂の駅を上がってすぐ、
新国立美術館、ミッドタウン とも程近い所にある。
小さな小さなギャラリーなのだけれど、
無料で良質の体感型展示をしているので、
新国立美術館へ行った際には、
いつも立ち寄ってしまう。
春に行われていた、
「 杉本貴司 展 水の茶室 鉄の茶室 」 も
衝撃的な忘れられない体験だった。
今回は、 安藤忠雄の原点であり、
無名時代に作ってセンセーショナルを巻き起こした個人住宅、
「 住吉の長屋 」 の原寸大の再現を体感できる。
他に、現在進行中のプロジェクトの模型などの展示も。
安藤忠雄 建築展 [ 挑戦 ― 原点から ― ]
2008・12・20 まで
以降、大阪へ巡回。
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安藤忠雄は
生き方も創るものも大好きな建築家 !
駅の高架工事で、景観問題に揺れている我が街の駅も、
安藤忠雄にやっていただければ、
どんなにか素敵になるでしょうに ・・・。
ひたすらに財政難な我が街 (>-<)
「 住吉の長屋 」
写真やTVでは何度も見ていたけれど、
これほどまでに小さいとは ・・・ !
本当にびっくりするほど狭い空間。
そして、その小さなスペースの真ん中に、
中庭がある。
私が行った日も雨。
玄関を入り、雨に濡れながら中庭を通り、
ダイニングキッチンへ行く。
やっと二人座れるだけの場所に、
私も愛用している、
ハンス・ウェグナーのYチェアが置いており、
嬉しくなる。
あまりに小さな空間なだけに、
雨降る中庭を眺めていると、
雨の中にすっぽり佇んでいる心地になる。
2階へ上がってみることはできなかったけれど、
たぶんここでは、室内のどこにいても、
常に外との一体感があるのだろう、と思う。
私には、なかなかできないことなのだけれど、
本当に最小限のもの以外にはなにも持たず、
こんなふうにミニマムに暮らす、
というのも、
きっと素敵なことにちがいない 。。。
憧れの
「 光の教会 」 の模型もあった。
どういう構造になっているのか、初めてわかった。
極めてシンプルな美しい建物構造。
壁に切り取られた十字架から射す光。
この礼拝堂へ入り、
この光を浴びたら、
どんな気持ちになるだろう ・・・ !
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表参道ヒルズ by 安藤忠雄