雨です。
降り止まぬ雨。
札幌は7月になっても気温が上がらず、
寒い日々が続いています。
山での大量遭難、お悔やみ申し上げます。
山に登る身にとって人ごとではないので、記事は熟読しています。
さて、仕事をやめて半月が過ぎましたが、
もっと余裕があると思ったのに、時間がありません。
書類の山と化した書斎を片付けるのに1週間。
やり残しの挨拶回りもやったり、
まだ続く送別会。
自分の仕事もちょこちょこある。
この夏はノンビリしようと思っていたのに慌ただしい。
そういう中でもサクランボ農家をやっているのの収穫手伝い。
かみさんの友達が定年退職後に余市の山を買い、農家を始めて3年。
この時期は、ねこの手も借りたい。
1個ずつ手で採取。
これが時間が掛かる。
少しでも傷が付いていると商品にならないので捨てていくだけ。
人のことは言えませんが、消費者は贅沢ですね。
採れたのを選別。
選別は本職にしかできません。
このあとは、パック詰め。
サクランボの実を上にして、枝が見えないようにきれいに詰める。
この見掛けで、市場のセリで値段が変わってしまうらしい。
4時までに農協に運ばねば出荷できないので、
実を採りすぎても捨てるだけになってしまう。
自然が相手なので、どんどん熟していきますが、
人手がなければ、採りきれず、落果させていくだけ。
わずか3週間の勝負。
なんせ人手でした。
サクランボの値が高いのは必然的。
でも農家に入る収入の低さにもびっくり。
最後には捨てるだけのサクランボ、段ボールにいっぱいもらって来ました。
傷はあるけれど、なんのなんの、美味な味はまったく変わらずでした。