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カテゴリ:北国の暮らし
昨夜は、大阪の会社の相談役の講演会。
父の急死で突然に会社を引き継ぐことになって以来40年間。 一度も赤字決算になったことがないという会社の社長を昨年に退任。 引き継いだ時には、赤字と借金の山で気を失いそうになったと。 社長になったら、まず5年で赤字を無くす。 経営状況を社員に公開し、全員の意見を聞く。 利益の一部は、従業員に決算手当で支給する。 利益の一部は、社会福祉に活動する団体に寄付する。 利益の一部は、世界で貧困とたたかっている団体に寄付する。 利益の一部は、給食が普及していない小学校が給食をできるように寄付する。 会社は地域住民に寄与する存在である。 という理念を掲げ、本人はがむしゃらに働き続けてきたとのこと。 冷めた社員もやがて社長についてきてくれるようになり、 積極的に意見・提案してくれるようになったと。 時代が高度成長もあって落ちた業績を回復させ、 赤字も借金も返済でき、 その後の苦境も、ただの1人も解雇者を出すことなくやってくることができ、 今は社員も数百人の規模の会社となっているとのこと。 株主の配当を増やせ!というアメリカの新自由主義の直輸入で、 会社が社会的な存在よりも、株主の為だけの存在かのようなことを 平気で主張する財界・マスコミへの痛烈な批判となりました。 札幌は夜明け前から雪。 朝の散歩の頃は、 けっこう積もりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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