Stairway to 埼玉

ガイダンスのため、ひさびさに大学へ。
成績表が返ってきました、ってなんだよこれ！取得単位数34単位って！
なんで16単位も落としてんの？あんなに勉強したじゃないか！
これは何かの陰謀に違いない。
ユダヤ人か？
CIAか？
地球外生命体か？
まさか、NHKか？
ちくしょう、嵌めやがって！オレの輝かしい未来を妨害しようとしてやがるな！

と、大学内のラウンジで叫んでいると、隣にいた友人が
「結果が出ない努力は努力とは呼べないよ」と言った。
それを聞いてオレはボロボロと崩れ落ちた。
「そんなことはわかってるんだ。たしかにろくに試験勉強もしないで録画しておいた年末年始の特番の編集作業ばかりやっていたよ。でもこれじゃあんまりじゃないか」
気付くとオレは泣いていた。
「うっうっ、お父さんお母さんごめんなさい。ボクはあなたたちの期待にそえるような息子じゃありませんでした。生まれてきてすみません」
ブツブツと一人で懺悔をつぶやいていると、やって来た別の友人が
「Hey You！Happyかい？HAHAHAHAなにを泣いているんだい？人間Smileがないと生きていけないZE、ｸﾞｩﾚｨﾄ！」
とディアッカのような口調で話しかけてきやがった。どうやらコイツは予想以上に単位が取れたため上機嫌だったらしい。
るオオオオォ！メメタァ！！
カエルは無事なのに下の岩だけが割れているかのように彼をぶちのめした。

なんだかスッキリしたので謎の陰謀に立ち向かうことにした。
今年こそはマジメに授業に出てパーフェクトに単位を取るぜ。
こうして怒涛の三年目が始まった…。

（写真：波紋の力のおかげでカエルは無事）