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カテゴリ:本
(藤本さんのコバルト作品が好きだった方にはオススメ・・・) 私は中学生の頃、藤本ひとみさんのコバルト作品が大好きでした。 特に花織高校シリーズが好きで、 当時はドラマチックな恋愛にドキドキしながら読んでました(笑) 話の筋は覚えてるし、かなり現実離れしてるんだけど、 大人になってからもたまに読み返してました。 主人公達は今では考えられないくらい純粋で、 読み始めると昔の気持ちを思い出して泣けたりします。 他にも新花織シリーズとかユメミシリーズも好きだったけど、 途中で全く新作が出なくなったんですよね。 ずっと続編を待ってるんですけど・・・。 もうコバルトは描いてなくて、 普通の?小説を描く作家さんになられたようなので、 図書館で見つけては新しい作品を読んでいます。 コバルトの時とは全く感じが違うので、初めは戸惑いましたが。 この作品も、図書館で見つけたので借りてみました。 「オデパン」というのは、 親の脛をかじるという意味のフランス語?の略のようです。 お金持ちのご子息ご令嬢達の会で、 結婚する前も後も優雅に暮らしている人達のお話でした。 主人公は、大企業グループの代表の娘で、 もう40代半ばなのにスタイル抜群で綺麗でモテモテで、 幼稚園に運転手付きの車で通ったり、 幼稚園時代に母親にエコノミークラスの環境の劣悪さを聞き、 飛行機はファーストクラス以外には乗るまいと心に決めたりしてた、 そんなお嬢様でした。設定がコバルトっぽい? 現実離れしてるけど、 普段知る事のできないマダムの生活は興味深かったです。 本当にあんなお金持ちって居るのかな? きっと居るんだろうなぁ。 それよりこの作品には美馬貴司が登場してて、 元コバルトファンとしてはうれしハズカシでした。 美馬貴司というのは花織高校シリーズに登場した人物で、 半端無いお金持ちで、ダンディー(高校生なのに・笑)な人なんです。 新花織シリーズでは彼の中学時代の熱愛を描いていましたが、 その頃から、ホントに中学生かよ! と突っ込みたくなるようなダンディーっぷりでした。 その彼が37歳になって登場してました。 年月を感じさせないのは、相変わらずダンディーだからかな。 高校生の時点で既に完成形だったから、進化が感じられないからかな。 この小説はこれでサラッと読めて良かったけど、 久しぶりにコバルトが読みたくなってしまいました。 まとめてハードカバーにしてくれないかな。 今さらだけど、コバルトの続編も密かに期待してます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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