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テーマ:最近観た映画。(40129)
カテゴリ:映画・音楽
<ストーリー> 子供たちの父親はみな別々で、学校に通ったこともない。 それでも母がデパートで働き、 12歳の明が母親代わりに家事をすることで、 家族5人は彼らなりに幸せな毎日を過ごしていた。 そんなある日、母は明に「今、好きな人がいるの」と告げる。 今度こそ結婚することになれば、 もっと大きな家にみんな一緒に住んで、学校にも行けるようになるから、と。 ある晩遅くに酔って帰ってきた母は、突然それぞれの父親の話を始める。 楽しそうな母親の様子に、 寝ているところを起こされた子供たちも自然と顔がほころんでゆく。 だが翌朝になると母の姿は消えていて、 代わりに20万円の現金と 「お母さんはしばらく留守にします。京子、茂、ゆきをよろしくね」 と明に宛てたメモが残されていた。 この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの"漂流生活"が始まった―――。 「誰も知らない」オフィシャルサイトより引用 泣けました。 それと同時にやりきれない気持ちで一杯になりました。 子供達が母親に置き去りにされて、 体や部屋が汚くなっていく様がすごくリアルで、 話は淡々と進んでいくけど、映画の世界に引き込まれました。 長男役の柳楽優弥くんは、少年らしくてすごくいいですね。 カンヌで賞を取って話題になった時は、 あまりタイプの顔ではなかったから、 普通の子なのになぁ~と思ってたけど、ちょっと良さが分かりました。 長男をはじめ妹や弟役の子達はみんな、 ボロボロの服でボサボサの髪でも品があって、 悲惨な話なのに異次元の話のような感じがしました。 母親だって幸せになりたいっていうのは分かるけど、 それにしても責任感が無さ過ぎだと思います。 母親だけが悪い訳じゃないのかも知れないけど(父親も居る訳だし)、 育てられないのにどうして子供を産むんだろう。 そんな母親でも子供から見たら、 かけがえのないたった一人の母親なんですよね。 YOUが演じる母親ってなんだか明るいし、 子供達は母親が大好きなんだって伝わってきたから、 置き去りにされた後の展開が辛かったです。 自分の子育てを省みて、少し反省したりもしました。 実際にあった事件をモチーフにしているようだけど、 兄妹はその後どうなったのかな。 辛い過去だし、部外者が簡単には言えないけど、 それでも幸せに過ごしていて欲しいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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