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カテゴリ:本
以前読んだ「幻夜」と繋がりがある事は知っていましたが、 先に続編を読んでしまったから、 何がどんな風に繋がってるんだろ??と謎でした。 先が気になって気になって一気に読んだら、 すごくスッキリ! この話も、色んな人やエピソードが切れ切れに出てきましたが、 中心は、自分に起きた不幸な事件を原動力に、 成り上がっていく唐沢雪穂という女性の話でした。 目的の為にはどんな悪い事も厭わないって言うのは、 自分にはできない事だから、初めは気分が悪かったけど、 読んでいくうちに、雪穂の悪女っぷりに尊敬の念すら覚えました。 決して自分の手は汚さないというか、 人を思い通りに事を動かす手腕は、すごいとしか言いようがありません。 しかも男性を惑わす美しい容姿の持ち主って言うのもうらやましい。 男性って、こういう悪女に翻弄されてみたい願望とかあるのかな。 私は女だし、こんな人が身近に居たら絶対嫌ですけど。 でも、ただ悪い女ってだけじゃなくて、 トラウマがあるって言う所が、救われた部分でもあり、 がっかりした部分でもあります。 生まれながらの悪女の話も読んでみたいと思うので。 もしこれから読むなら、 やっぱり「白夜行」→「幻夜」で読んだ方が面白いと思います。 私は順番を間違えてしまったから、 この話を念頭に、もう一度「幻夜」を読み直したいです! 東野圭吾さんの作品は「秘密」も評判がいいんですよね。 随分前だけど映画を先に見てしまったので、 なんとなく先が見えちゃいそうで、まだ手を付けてません。 映画化の評判はあまり良くなかったのかな? 広末は可愛かったと思うけど・・・。 細かい部分は忘れかけてるから、そろそろ読んでみようかな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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