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カテゴリ:本
春菊さんの小説って、読んでるうちに色々考えてしまって気分が重くなるので、 最近は読んでなかったけど、 図書館で見かけて、急に読みたくなりました。 浮気を知っても別れようとはせず、僕をなじりつづける妻。 離れたいのに、つい深くなる恋人・萌実。 新しく結ばれた優しい摩夕。 そして何よりも大切な娘・橘香。 女たちの間を彷徨う僕は、 なぜみんなが僕の好きにさせてくれないのかわからない。 ↑楽天ブックスから引用しました。 とにかく、この主人公の男の言い分が勝手すぎてムカついたけど、 こういう考えの男って、現実にも多いよなーと悲しくなりました。 結婚して妻にはなったけど、夫の母親になった訳ではないのに、 何から何まで世話をしてもらいたがる男とか、 ちょっと生活費を稼いでいるからって、妻に何してもいいと思ってる男とか。 結婚当初は、うちの夫も若干そんな感じでしたが、 生活するうちに変わってきました。 結婚したなら、今後も2人で極限まで頑張りたいけど、 この主人公みたいに、バレバレの浮気だけは許せないと思います。 前からたまに、春菊さんの漫画やエッセー、小説は読んでいましたが、 そういう人、いるいるって話が多くて、 人の根本的な考えってそうそう変わらないから、 読んでる内に色々と考えちゃって、どんよりしてしまうんだと思います。 他の春菊さんの作品(どれか忘れた)で、 男の人に「いい子いい子」って扱われたいって書かれてた物があって、 すごく共感しました。 女の人って、特に結婚したり子供を産んだりすると、 なんだか過剰に母性を期待されてしまうような気がします。 元々母性にあふれた人ならいいけど、 そうじゃない場合、結構辛いです。 男の人が弱ってる時に元気付けたりはできるけど、 自分が弱ってる時は、思いっきり甘やかされたいです。 お互い様なんだよなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.09.14 15:14:22
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