カテゴリ:懐メロ再考
シェリー 俺は転がり続けて
こんなとこにたどりついた シェリー 俺はあせりすぎたのか むやみに何もかも捨てちまったけれど シェリー あの頃は夢だった 夢のために生きてきた俺だけど シェリー おまえの言うとおり 金か夢かわからない暮らしさ 転がり続ける俺の行きざまを 時には無様な格好で支えてる シェリー 優しく俺を叱ってくれ そして強く抱きしめておくれ おまえの愛がすべてを包むから シェリー いつになれば俺は這い上がれるだろう シェリー どこに行けば俺は辿り着けるだろう シェリー 俺は歌う 愛すべきものすべてに シェリー 見知らぬところで 人に出会ったらどうすりゃいいかい シェリー 俺ははぐれ者だから おまえみたいにうまく笑えやしない シェリー 夢を求めるならば 孤独すら恐れやしないよね シェリー ひとりで生きるなら 涙なんか見せちゃいけないよね 転がり続ける俺の生きざまを 時には涙をこらえてささえてる シェリー あわれみなど受けたくはない 俺は負け犬なんかじゃないから 俺は真実へと歩いて行く シェリー 俺はうまく歌えているか 俺はうまく笑えているか 俺の笑顔は卑屈じゃないかい 俺は誤解されてはいないかい 俺はまだ馬鹿と呼ばれているか 俺はまだまだ恨まれているか 俺に愛される資格はあるか 俺は決してまちがっていないか 俺は真実へと歩いているかい シェリー いつになれば俺は這い上がれるだろう シェリー どこに行けば俺はたどりつけるだろう シェリー 俺は歌う愛すべきものすべてに (by 尾崎豊, 1985) ******************** さて、あまりに結婚系ラブソングが続いてツッコミが厳しくなってきたんで、違う系で。再び尾崎です。尾崎豊セカンドアルバム『回帰線』に収録されたこの曲。アメリカに来た当初、挫折ではなかったものの、先の見えない不安に苛まれ、心から信頼できる友達もいなくて、孤独に途方に暮れていました。アメリカに来ることなど選ばず、日本で就職していれば不安もなく、友達にも囲まれて楽しく暮らしていたはずだった。だけどどうしてもそのまま会社に縛られる平凡な生活で終わりたくなくて、この道を選んだ。「夢を求めるならば 孤独すら恐れやしないよね ひとりで生きるなら 涙なんか見せちゃいけないよね」という歌詞が、そんな自分を元気付けてくれました。当時の僕には支えてくれる人なんていませんでしたが、この歌を支えに、生きていました。挫折や孤独を感じるときに、勇気をくれる歌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[懐メロ再考] カテゴリの最新記事
|
|