まきばの朝
“ただ一面に立ち込めた 牧場の朝の霧の海”これは私の好きな唱歌の一つ「牧場(まきば)の朝」の一節である。朝露を踏んで一頭の馬がゆっくりと霧の海に溶け込んで行く。と、私の頭に浮かぶ風景なのだがこの歌のモデルとなった牧場は羊なのだそうだ。羊の群れの緩やかな動きを思い浮かべれば「羊群声なく牧舎にかえる…」が聴こえてくる。北大の寮歌である。幼い頃母に歌ってもらった歌のこの部分だけがずうっと記憶に残っていて後に友人から昔の寮歌をいろいろ教わった時に初めてこのメロデイが北大のそれだったと判ったのである。母のきょうだいは男ばかりだったからこんな歌も知っていたのだろう。ただ北大出身の叔父はいない。話が逸れてしまったが元に戻そう。牧場の景色である。美しいカウベルの音を落としていく牛の群れはどうだろう。やはり私は馬が似合うように思うのだが。。。。それからこの歌の牧場は北海道だと勝手に思い込んでいたが福島県の岩瀬牧場なんだとか。思い込みとは面白いものである。夫と来年は午年ですねえ、などと話しているうちに取りとめも無くこんな空想にのめり込んでしまった。久し振りに書いたブログが空想の話、相変わらずです。