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次に学校給食について、特に米飯給食、給食へのミカンの
使用についてお伺いいたします。 この問題は、今までにも何度となく取り上げられてまいり ましたが、今一度考えてみる必要があると思っているので あります。 まず、米飯給食について、米飯給食は1976年に初めて 取り入れられ、それまで普及していたパン給食とともに 今日に至っているのでありますが、その実施回数は平成 10年度、週当たり平均2.9回となって以来、現在に至る まで、横ばい状態にあります。 この実施回数については、もちろん議論のあるところであり ますが、私は、ただ手間がかかるとか、費用が多少高くつく とかの次元で論じられるべきではなく、第一点は、国民の 健康を守る食教育にかかわる問題であること、第二点目は、 減少し続ける米の消費拡大のために、米飯給食を推進する 必要がある、という農政の問題として考えていかなければ ならないと思っているものであります。 申し上げるまでもなく、近年の我が国の食生活は、栄養 バランスの偏り、食習慣の乱れなどにより、さまざまな問題 が生じております。なかんずく子供達について、小さい頃 からの食習慣が崩れ、脂肪の偏り過ぎから肥満が目立ち、 本来大人の病気であるはずの生活習慣病が子供達にも現れる という由々しき状況にあります。 米飯を中心とした日本食が健康食として世界的にも注目され ている現在、米飯給食を通して子供達にご飯の食習慣を身に つけさせることが、子供達の健康を守るのみならず、国民の 健康を守るためにも肝要であると思うのであります。 子供のころの食習慣は一生続くと言われます。 また、わが国の食糧自給率が、ついに40%を切った中で数 少ない自給品目であり、日本農業を支えている米においては、 年々消費量が減少し続け、需給のバランスを取るための生産 調整は水田面積の三分の一に及び、そのうえ米価は下落し、 今年は再生産価格を割り込む産地も現れるなど、米作農家は、 まさに限界まで来ております。 我が国の農業の将来を考えれば、今、米の消費拡大を図る ことは国是であります。 学校給食において、米飯給食を今一度推進していただきたい、 と強く願うものであります。 前回の質問で教育長から「食糧庁が示している週三回以上の 実施を目標に置き、米飯学校給食推進連絡会議などを通して 米飯給食の一層の推進を図る」旨の話はございましたが、これ についての、米飯給食生みの親と言われる知事のご所見を お伺いいたします。 今一つは、ミカンの学校給食への更なる利用についてであり ます。ミカンについては、給食現場で、使用に際し何度も 洗浄していたことから、作業手間の関係でどうしても使用回数 が少なかったと聞いております。 しかし今回、衛生面においても原則一回の洗浄で充分である との見解が示されたようであります。これを機に、ミカンの 使用を大いに進めていただきたいと思うものであります。 特に今年はミカンの表年で、ここへきてまた、価格が大幅に 下落しております。 日本一の愛媛ミカンを守るために、学校給食への更なる使用を 望むものでありますが、ご所見をお聞かせ願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.08 12:26:08
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