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次は林業の振興についてであります。
先日、「親が植え、子が育てる」をテーマとした、「全国育樹祭」が、 「しまなみ海道開通式典」以来9年ぶりの御来県となられた、皇太子殿下 をお迎えし「九谷ふれあい林」において盛大に開催されました。 私も機会を得て、皆さんと共に参加させていただきましたが、会場は 昭和天皇ご夫妻が「お手植え」になられた杉の苗が、40年の時を経て 高くそびえたち、山の冷気と相まって荘厳な雰囲気を醸し出しておりました。 山の手入れについて説明する高校生に、微笑まれながら、うなずがれる 皇太子殿下の気品あふれるお姿に接し、心洗われる思いでございました。 これを機に全県民が、あらためて森の大切さに思いをいたし、二酸化炭素の 吸収・固定等、多面的な機能が大方の国民の理解を得た今、森林の再生を 確固たるものにしなければならないとの想いを強くした育樹祭でありました。 県においては、平成13年を「森林蘇生元年」と位置づけて、森林環境税の 創設や県産材を使用する公共施設への補助、あるいは個人住宅への利子補給 等、先進的な施策を推し進められており、又これに呼応し、企業があるいは 民間団体が、山の手入れをボランティアで行う等、山の再生への機運は 大いに盛り上がりを見せております。 山が長い眠りから覚め、再び活気を取り戻しつつあることを本当に嬉しく 思っている一人であります。 先日の地元新聞にも「住宅向け県産材が好調」との記事が載っておりました が、業界の流通は活況を帯びつつあります。 しかし、林家の方からは、今もって「材の価格が一向に上向かない」との声 を聞くにつけ、私は最終的には、林業の大元を支える林家の生活が、安定し なければ「道なかば」との感はぬぐえないと思うのであります。 中山間地の疲弊が言われている中で、林業と農業をバランスよく組み合わせて 暮していけるシステムが再構築出来れば、おのずから過疎化に歯止めがかかる とも思っております。 先に述べましたように、県においては知事を先頭に森林の再生に懸命に取り 組まれ、今議会の補正予算にも森林整備の補助金が計上されておりますが、 林家が安心して仕事に精を出して行けるためには林家の所得向上が不可欠で あります。 そこでお伺いいたします。 林家の所得向上に、県はどのように取り組んでいかれるのかご所見をお聞かせ 願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.05 14:53:36
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