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次は各種の大会や会議の、南予での開催についてであります。
松山観光コンベンション協会が取りまとめた、平成19年度統計によれば、 県内で開催された大会・会議や講演会、またはスポーツイベントなどで、 10名以上の参加があった催しは1、023件であり、参加数は100万人を 超えております。 各種コンベンションが開催されることによって、参加者の宿泊や飲食、会場 設営等の直接的な効果のほかに、開催地を効果的にピーアールできることなど、 多くの経済波及効果が見込まれますが、この統計によりますと、19年度の 経済波及効果を、約92億円と試算しているとのことであります。 大会の規模が四国大会以上のものは390件あり、これを開催地別の割合で みますと、松山市ほか中予地域で82%、東予地域で13%、南予地域では わずか5%となっております。 去る11月14日から15日には、「第26回地域づくり団体全国研修交流会」 が本県で開催されました。この大会においては宇和島市の南予文化会館が全体 会場になると共に、南予の9市町を中心に分科会が行われ、参加者は地元 スタッフも含め約970人ということでありました。 参加者からは「今後の地域づくりに大いに生かしていきたい。」との声も聞かれ、 経済効果の面、また地域活性化の面からみても、このような大会を誘致していく ことは、南予の活性化を考える上で、企業誘致と共に大変有効な手段だと考える ものであります。 同じレベルで語るのもどうかとは思いますが、財政破綻した夕張市への支援策の 一つとして、北海道においては、道内でのコンベンションが企画される際、可能 なものは夕張市を会場にするという働きかけを行っていたとも聞いております。 そこでお伺いを致します。 交通の利便性を考えると時間的な制約等があり、難しい場合もあろうかとは思い ますが、南予地域活性化のための方策として、大会等の誘致について、どのよう にお考えか、ご所見をお聞かせ願いたいのであります。 以上で質問は終わりますが、最後に一言申しあげます。 宇和海では11月に入り、越し物真珠の浜揚げが始まっております。 例年であれば続いて年末にかけて入札会も行われるはずでありますが、今期の 最初の入札会は早くとも来年1月の末頃とのことであります。アメリカの不況に はじまる世界的な景気の低迷や円高が、真珠産業を直撃しております。加工の 大手業者が在庫を抱えている上に、販売不振を懸念しての入札会の延期であり ます。 12年前の大量へい死を何とか乗り越え、光が見えかけたと夢をつないでいる 時だけに、この入札会延期は養殖業者に大きな不安と衝撃を与えております。 入札会が延期されれば、その間の資金繰りも大変なのであります。宇和海の 真珠養殖の火を消さないため、もちろん魚類養殖も正念場であります、宇和海の 漁民を守るため、引き続いて力強いご支援をいただきますよう、お願いを申し 上げ、私の質問を終わります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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