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次に、「行革甲子園2014」についてお伺いします。
平成の大合併から概ね10年が経過いたしました。この10年の間、 合併した市町はもちろん、合併を選択しなかった市町においても、 厳しさを増す財政状況を乗り越えるため、職員の削減や給与カット、 公共施設や組織の統廃合など、いわゆる“切り詰める”行政改革の ほか税収アップや広告事業等による収入増に向けた取り組みや、住民 や企業との協働による新しい行政手法の導入など、実にさまざまな 分野で、懸命に行政改革に取り組んでまいりました。 そのような中、基礎自治体重視の施策を進める知事は、市町の行革 を支援する取り組みの一つとして、「行革甲子園」を開催していますが、 私自身も各市町の新しい行革の取り組みを知りたいとの思いで、先日 開催された「行革甲子園2014」に、もちろん出席いたしました。 今回の開催では、全20市町から46件の取り組み事例の応募が あり、そのうち一次審査で選ばれた6事例が、若手職員による気迫の こもった、かつ工夫を凝らしたプレゼンテーションにより発表され ました。発表された6事例は、いずれも各自治体独自の様々な知恵を しぼった取り組みであり、非常に見応えがあるもので、私は公務員の プレゼン能力がこれほどまでに高いとは思っておらず、正直、驚いた ところであります。 発表事例は、審査員や首長により審査された結果、今治市が「えひめ 行革大賞2014」を受賞しました。この今治市の取り組みは、「広域 合併により800を超える公の施設を保有する現状を改善すべく、 職員によるプロジェクトチームにおいて、独自の「公の施設等評価 システム」を構築したもので、その取り組みの結果、今後、評価対象 施設の4分の1の廃止や、当該施設の統廃合等を検討していく。」と いうものでありました。このような取り組みのノウハウは、今後、 同じ悩みを抱える他の市町への広がりも期待できるもので、今治市 の行革チームに、心から敬意を表するものであります。 これも、県と市町が連携した「チーム愛媛」を目指す取り組みの 成果と考えるところであり、また、知事と市町長の意見交換を聞き、 今後、県と市町、或は市町どうしの連携が益々進むことによって行政 改革も更に推進され、ひいてはそれが県民サービスの向上に必ず つながっていくものと確信いたしました。 また、今回の大会では、県外の先進事例として四国他県の3団体に よる事例発表も行われましたが、都市部の企業への、サテライト オフィス誘致は、複数市町共同による自治体クラウドの導入など、 いずれの事例も愛媛県内では取り組みが進んでいないもので、私自身 も大いに勉強になるとともに、当日出席した市町長や多くの職員にも、 大変参考になったと思っております。 今回これを見て、私は、将来、この「行革甲子園」が、全国の 自治体が参加する文字通りの「全国行革甲子園」になればと、大きく 夢を膨らませております。 そこでお伺いいたします。 この「行革甲子園」は、知事の発案により開催したものと聞いて おりますが、第2回目となる大会の開催を終えての、知事の感想を お聞かせください。 また、今回の大会が、県内の市町にどのような効果を及ぼすことを 期待しているか、併せてお聞かせください。 - お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.24 17:33:46
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