テーマ:ひとりごと(15345)
カテゴリ:健康・医療・介護
ジジババたちは、昔のことを何度も何度も繰り返し話す。
孫たちは、「その話、もう10回目だよぅ〜」と呆れる。 しかし、30年近くにわたって、 放送大学から学んだ知見を、総動員して、 藻緯羅が、独断的に連想推論すれば... 同じ昔話を、何度も何度も繰り返して、 お茶などを楽しんでいる高齢者たちは、 その"脳力"、特に"記憶力"において、 健康な頭脳を維持できると考えている。 人間の「記憶領域」は、コンピュータのDRAMのように、 記憶を読み出すのではなく、記憶を取り出すような感じ、 すなわち、思い出すと記憶は消失してしまう。それゆえ、 DRAMのように、思い出した記憶を、なぞって記憶する。 しかし、なぞることができずに間違って記憶することも。 一方、取り出さないでいると、徐々に取り出しくくなり、 最終的には取り出せなくなる、HDDの記録のように。 というわけで、 昔のことを、たびたび、思い出すのは大事で、 それは、すなわち、何度も同じ話をすること。 しかし、孫に話しているだけでは、 再度、書き込むときに誤った場合、訂正されない。 その点、同級生、幼友達、職場の仲間と 昔のことを話して楽しんでいると、 「あんた、それ違うわよ...」と、訂正が入る。 訂正を入れた人に、「あんたのが、違う...」 で、多数決で落ち着いたり、 もっとも記憶の確かそうな話に、落ち着くことに。 そうすることで、複数の人の記憶が”訂正”される。 孫に、何度も話せば、同様の効果を生じうる。 「その話、前、聞いたのと違うよ!」と、 この時、高齢者は、記憶を訂正するチャンスを得た! 「口答え、するんじゃない!」 と言ってしまっては、チャンスを捨てるようなもの。 さらに、記憶について思いを巡らすと、 「海馬」に記憶しているというのは、間違っている??? 海馬は、記憶領域と入出力経路とを繋ぐ役割をしていて、 しかも、その機能は接続装置にとどまらず、 入力情報を解析し、整理統合してから記憶領域へ送っている。 「取り出す」時も、記憶領域からやってくる抽象化された情報を、 解析統合復元して、出力情報を作り出している。 なので、記憶の要であることには違いないが、 記憶装置というよりは、情報解析機関というべき存在。 ならば、どこに記憶している??? それを、AI研究が解き明かすかもしれない。 科学技術の発展というのは、 自然観察と絡み合う螺旋階段を上るようなもの。 自然の構造を真似て、科学が発展し、 科学の推論が、こうなってしまったのだから、 自然も、かかる構造をしているに違いないと... スーパー記憶術−アスペクト文庫/バーゲンブック {藤本 忠正 アスペクト ビジネス 経済 ビジネス・スキル スキル トレーニング 数学 日本} お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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