テーマ:医療・健康ニュース(4006)
カテゴリ:健康・医療・介護
日経メディカル電子版に3月27日付で、
「 「あっという間に亡くなってしまった」 劇症型溶血性レンサ球菌感染症患者 」 と題する記事↓が掲載されていた。 medical.nikkeibp...202403... 記事は、 救急外来の現場で診療に当たった医師の回顧談だが、 経過を、藻緯羅なりにまとめると... ・患者は15年前に大腸癌を手術し、糖尿病治療中だった ・受診の前日から軽度倦怠感、受診日夜に38度の発熱があり、 自分で車を運転して、1時ごろに救急外来を受診 ・来院時は36.2度だったが解熱剤の服用状況は不明、 SpO2:80%、脈拍:120、上の血圧:60-70だが、会話可能 ・酸素投与も効果なく、気管挿管は患者が拒否したので、 鼻カニュラ酸素で経過観察、皮膚/軟部組織感染症が疑う所見なし ・身体所見と画像検査結果から肺炎、敗血症性ショック、 急性呼吸窮迫症候群 (ARDS)を疑い、複数の薬剤を投与 ・3時に気管挿管するも、15時半に死亡 死亡後に血液培養を行なった結果、STSSと診断されている。 詳細な原因菌の解析の結果、強毒株であったそうだ。 いずれも、来院時に、即、結果が出る方法は、未だ存在しない。 (画像は、同記事より) 藻緯羅の印象では、 糖尿病治療中で、かつ、何らかの理由で免疫抑制をしている人は、 感染症に弱い気がしている。 3,740円 誰も教えてくれなかった糖尿病患者の感染症診療 感染症合併例はココに気をつけて! [ 石井 均 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.28 19:10:11
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