カテゴリ:健康・医療・介護
日経メディカル電子版が↓9月18日付で、
medical.nikkeibp...202409... 「 昨年発行された最新ガイドラインを読み解く 変形性膝関節症の保存治療、 ガイドラインで「強い推奨」は1種類!? 」 と題する記事を掲載している。 「変形性膝関節症」、 高齢者にとっては、老化の範疇??? 肥満症患者には、不可避の2次症状? 痛みや、動きの困難さは、人それぞれだが... 治療の選択肢も、手術や、手術しない方法、 さらには、多々ある民間療法... 専門医が、必ず参考にするであろう、 「 変形性膝関節症診療ガイドライン2023(日本整形外科学会) 」 によれば、薬物療法では、 推奨の強さが「強い(実施することを推奨する)」となっているのは。 NSAIDs外用薬のみ! しかも、 エビデンスの強さは、「B(効果の推定値に中程度の確信)」にとどまり、 薬物療法には、 「A(効果の推定値に強く確信がある)」とされた方法は一つもない! ガイドラインが こんな調子では もはや難病!??? 薬物療法のエビデンスに強い確信がないなら、 非薬物療法は、どうなっているのだろう? ・実施することを推奨する 生活指導などの教育プログラム 運動療法 ・実施することを提案する 体重減少 経皮的電気神経刺激(TENS) 超音波治療 装具療法 ・実施しないことを提案する 鍼治療、灸治療 ガイドラインには、サプリメントへの言及もあり、 サプリメントについては、医薬品ではなく食品とはいえ、 本来許されない 「効能・効果」に抵触する疑いのある表現があると指摘 また、成分別に ・グルコサミン:RCT11研究のメタ解析の結果、 すべての期間を通じて鎮痛・機能改善およびADL/QOLの改善効果 および軟骨保護作用はなかった ・コンドロイチン:RCT18研究のメタ解析の結果、 投与6カ月から2年までわずかな鎮痛効果を示したものの、 2000年以降の質の高いRCT5研究に限れば、 鎮痛効果はほとんどなかった。 機能改善、ADL/QOLの改善効果および軟骨保護作用は すべての期間を通じてなかった。 ・ビタミンD:RCT4研究から統一的な効果についての判断はできなかった。 PRP療法については、 RCT12研究のメタ解析の結果、 PRPの調整方法や対象となる患者の重症度などにばらつきが多く、 鎮痛効果を判定できなかった。 身体機能改善およびADL/QOL改善についても、 信頼に足る効果判定はできなかった。 有害事象発生率についても、信頼に足る判定はできなかった 藻緯羅が思うに、 一口に「変形性膝関節症」と言っても、 どの切り口で見ても、その分布が多岐にわたるので、 分析・解析が極めて困難なのだろう。 これこそ、最近話題のAIを駆使してみたい分野か 1,738円 ひざ痛 変形性膝関節症 ひざの名医15人が教える最高の治し方大全 (健康実用) [ 黒澤尚 ほか14名 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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