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テーマ:試写会で観た映画の感想(679)
カテゴリ:映画鑑賞
行って来ました。観て来ました。
「ゲド戦記」試写会。 感想は・・・ う~ん、 退屈ではなかった。 ・・・「面白かった!」と手放しで誉めることはできません。残念ながら。 ジブリ作品ということで期待が大きすぎたせいかもしれません。 言いたい事、伝えたい事は、ストレートに伝わってくるし、 テーマ性の深い作品なのだと思います。 でも、なんだか消化しきれてない感じがします。 ちょっと、こっ恥ずかしくなるくらい「命の尊さ」を訴えてるのはいいのだけれど、 ストレートに台詞で言うのではなく、エピソードで伝えて欲しかった。 自分という存在の不確かさに不安を抱くアレン王子は、そのまんま現代の若者像なんだろう。 物語の冒頭が、アレン王子の父親殺しというのは最近のニュースを反映している様でなんとも重い。 賢王と称えられる父王を殺害してしまうまでに追い詰められる心の葛藤をもっと丁寧に描かないと、共感のしようがない気がします。 また、原作を読んでない人には、《アースシー》の世界観が掴み辛く、理解し辛いかも。 映像はね、「さすがジブリ!」って感じで、とても綺麗です。 挿入歌もいい感じ。 もう一度原作を読み直してから再挑戦したら、また別の感想を持つかも。 いろいろとマイナスな事を書き連ねましたが、観ることでいろんな事を考えさせられる。意味のある作品だと思います。 ・・・ああ、だけど「これを駿監督が撮ったらどんな作品になったのかな」と考えてしまう。 音楽もやはり久石さんがいいな・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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