フリーエッジの天板、その2
前回、木は反る物という話をしました。反った木から水平な材を取ろうとすると鉋掛けが大変です。ほぼ平らな材でも5mmは削ります。反ったり曲がったりすると1cm近く、場合によってはそれ以上削らなくてはなりません。厚さ5cmの材なら厚さ4cm以下になることもあります。そこには大量の鉋屑(オガクズ)木は薄くなるし、ゴミになってしまうし何だか悲しくなってしまいます。フリーエッジでは、天板を水平ではなく、利用可能な平らさまで削ろうかなと思っています。つまり必要以上は削らないせっかく切った木を木を出来るだけたくさん使ってあげる多少のでこぼこは持ち味の一つとして楽しんでしまう。そう考えて木に優しい、そして人に優しい天板づくりを考えています。実際に、かえって面白い板になっているんですよ。ほら!