|
カテゴリ:日々のつれづれ
「もくれん天使のスローライフ」から
「もくれん草紙」へと、リニューアルしましたが、 一連に”もくれん”という言葉を使っています。 白木蓮の咲いている様子に、 たくさんの白い小鳥が、ふわっと飛び立つような 気持ちにさせられます。 白い小鳥は、白い鳩にも似て、平和や幸福を思い起こさせます。 木蓮の枝はいくら重なつても、 枝と枝との間がほがらにかにすいている。 木蓮は樹下に立つ人の眼を乱す程の細い枝を徒らには張らぬ、 花さえ明らかである。 この遙かなる下から見上げても、 一輪の花ははっきりと、一輪の花に見える。 花の色は勿論純白ではない。徒らに白いのは寒過ぎる。 極度の白さをわざと避けて、あたたかみのある淡黄に、 奥床しくも自らを卑下している。 夏目漱石「草枕」 この一文にもあるように、白木蓮の白は純白ではないのです。 様々な、泣き笑いの中にある幸福。 そんな日常を絵草紙のように、表すことができたら...。 わたしが、木蓮を好きな理由です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 2, 2005 08:52:33 PM
|