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カテゴリ:こよみ
「菊の花開く」(きくのはなひらく)
今日の旧暦・七十二候です。 お正月から始まった五節句の、最後を飾るのは 重陽の節句です。旧暦では一昨日になります。 陽数(奇数)の最大が二つ重なるということで、 菊酒を酌み交わし、栗ご飯をいただくことで、不老長寿を願う行事です。 また「着せ綿」という、夜、菊の花に綿をかぶせ、その綿に染み込んだ夜露で 顔をなでると、美貌をたもてるといった風習もあったそうです。 良き伴侶に恵まれますように...(桃の節句) 世に秀でる人となりますように...(端午の節句) など、五節句のひとつひとつに、昔の人は願ったものですが、 ひとつひとつの行事は違っても、 すべては”心身の健康を願う”という、 我が子や家族への祈りの気持ちだったのではと思います。 吉数と呼ばれる陽数が重なる月日に、お祝いするその心は 世界の様々な風習がもたらされるようになった現代でも 変わることはありません。 健康でなくては、何事もかなうことはありませんものね。 今流に言えば、 ”健康なくして、成長なし”...?(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 13, 2005 07:51:10 PM
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