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カテゴリ:日々のつれづれ
日本では、台所やトイレなどの水場にも
神様がいると考えますね。 信仰という特別なことではなく、 お正月には、小さな鏡餅やしめ縄を飾って、 お世話になった一年の感謝をあらわす。 そういった家庭が多いようにおもいます。 煮立ったお湯をそのまま、流しに流すと病気になる。 トイレ掃除を毎日すると安産になる...などなど。 台所器具の傷みを防ぐ、 出産に備えて足腰を鍛える、 と、ちゃんと実生活に則した理由がありますが、 神様が戒めているということで、 言うほうもいいやすく、守るほうも守りやすいという よい方便になっています。 ご親戚が神主さん、という友達がいます。 その友達も、特別に信仰があるというわけではないのですが、 伯父さんが言っていましたと、話してくれたことがあります。 「皆、台所やトイレには神様がいるから、 きれいに掃除をしておかなくてはと、いうけれど、 そうではないのね。 掃除をして、きれいになったところに、神様はいらっしゃるの。 神様が先ではなくて、掃除が先。 汚くしていると、いなくなってしまうらしいのよ。」 トイレのカバー類が、だいぶくたびれていたので きれいに掃除をして、用意していた新しいものと取り替えました。 清々しくなった空間を見ながら、その話を思い出していました。 帰ってきた主人が、 「申し訳ない気がする」と言っていました(笑) 神様がいらしてくれたようです...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 25, 2005 08:08:24 PM
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