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もくれん天使@ Re[1]:立春大吉(02/04) 民眠さん >もくれんさんの季節の日記 …
民眠@ Re:立春大吉(02/04) もくれんさんの季節の日記 また読めてい…

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January 6, 2006
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カテゴリ:日々のつれづれ
四段お重・二組分のおせち。

お鍋いっぱいの黒豆。

お雑煮の下ごしらえ。

鰆に蛤、百合根にうなぎ。

お菓子やみかん、大福茶。

すき焼き肉まで買い込んで。

什器、漆器を洗い、お鏡さんをしつらう。

花を生け、お祝い箸に家族の名前。


結婚してからずっと、お正月は主人の家で過ごしてきました。

義母とふたり、大晦日の夜遅くまで、

お正月の準備に追われていました。


前日まで仕事をし、帰省という遠距離移動で主人の家にいく私には

その”準備”は最初、暮れの疲れた身にせまる

”やっかいな仕事”でしかありませんでした。


同じ時期に、結婚した友人達は、

初日の出を見に行ったり、年変わりとともに初詣。

旅行、デパートの初売り。

出かけなくても、本を読む、テレビを見る。


家庭を持てば、お正月の準備は多少はあれど、

好きなことを好きなようにしている...。

友達はみな、結婚する前の年末年始とさほど変わらないように思えました。


「みんな楽しく自由にお正月を迎えるのに...なんで私だけ...」


主人に文句を言ったこともありました。

誰も味方がいないように思え、蒲団に旧姓の名前をつけて、

私の味方はこの蒲団だけ、なんて言っていたこともありました。


七年前に義母が、昨年義父が亡くなりました。


今年も、主人の実家でお正月を迎えましたが、

二人きりのお正月に、沢山の食べ物は、もう要りません。


自由になりました。

初日の出も、旅行も、買い物も、

これからは、好きなことを好きなように、

できるようになったのです。


あれだけ焦がれた”楽しいお正月”を手にして、

なぜか寂しいのは、贅沢でしょうか...。


いつの間にか私は、この”やっかいな仕事”に

楽しみと気概を見つけだしていました。

好きになっていたのですね....。


家族の為に、お正月をしつらう。

心待ちにする家族。

義父と義母の気持ちに、今頃、追いつきながら、

墓前に手を合わせる、元日となりました。




「でもさぁ、やっぱり今までで一番くつろいだ感じに、みえるけど?」

「....。」

主人からみると、そう見えるようです...(苦笑)





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Last updated  January 6, 2006 09:34:05 AM
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