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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2012.03.29
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カテゴリ:色彩。
少し前に、たしか『地球ドラマティック』という、Eテレの番組でだったと記憶しているのですが、色彩について取り上げた、番組をやっていました。

そのなかで、アフリカの原住民に、色を見てもらって、彼らが色彩をどのように捕えているか、見てみるというシーンがありました。

その結果、かれらは欧米人のようには、青色と緑色という二色をを、見分けるということはできない。しかし、欧米人がとても見分けることのできないような、微妙な緑色の違いを、彼らは認識することができる、ということがわかった、とのことが放映されていました。

それは、はるか遠くに住む、大自然の中で生きている、アフリカ原住民の特質なのた、とばかり思っていましたら、いやいや違うよ、日本人だってそうなんだよ、ということに気づかされ、おおっ!そうか!と驚かされました。

そのことを教えてくれたのは、今読んでいる、この本です。


Image089.jpg

http://www.amazon.co.jp/dp/B000J8IPUK

日本人の神話的思考
北沢 方邦、著
講談社現代新書
1979年

ここでは、たとえば日本人は、信号の三色を、赤・青・黄というけれど、正確にはそれは、赤・緑・黄であることを入り口に、古来日本人は、緑色に対するたいへん繊細な色彩の分別認識力を持っていたことに、触れています。

古来日本人は、緑も青も、アヲとよんできたというのです。

そして、どうしてそのような色彩分別が、行われてきたかというと、その根底に、日本人の思想や神話が、構造的にかくされているのだ、ということのようです。

先日の上記のテレビ番組でも、色彩の認識は、その色彩を指し示す「言葉」がないと、人間はその色彩を見ることができない、ということにも、触れていました。

色彩の背後に、言葉があり、その言葉の背後に、神話がある。

色彩を入り口に、とても興味深い世界に、足を踏み入れることになったように、思えています。


内山さんのブログより、「心を伝える色」は、こちらです。
http://lifesymbol.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-c021.html



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