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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2012.04.22
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カテゴリ:色彩。
きのうはColor Life symbolワークの会で、紺色の日でした。写真は、きのうの目白庭園のしだれ桜です。


Image135.jpg


『心を探る色彩マップ Color Life symbol』 松村潔、著 飯塚書店 2005年では、《紺色》は、極限を極めるとして、次のように書かれています。

「紺色の色の濃さは精神性の集中をあらわし、哲学的でもあり、ひとつの題材をとことん突き詰めてゆく力を持っています。黒に限りなく近いというところに、限界すれすれまでのチャレンジを好むという性質が見えてきます。しかし身体性を故意に度外視する傾向もあります。」 


わたしが、この一ヶ月間の間に見つけた、印象的だった紺色のひとつは、北欧のフィヨルドの氷にできた割れ目の中に、下降して行くテレビの映像です。

それは夏のものと、冬のものの両方があったのですが、夏のほうは、氷が解けて河となって、割れ目の中に落下していました。テレビカメラは、その滝のように落下する河に沿って、下に下にともぐって行きました。

冬のものは、その河も凍っていて、夏の時よりももっと奥深くまで、カメラは氷の割れ目の中を、降りて行きました。

深く潜れば潜るだけ、氷の色は、白色から青味を増してゆき、それはそれはみごとな青色のグラデーションが、濃紺の色彩にまで幅広く繰り広げられている、神秘の映像でした。

白い氷が、青くなる、不思議の世界。

地球は青いということを、あらためて知らされる映像でした。


次に印象的だった青色は、やはりテレビの映像ですが、地球から宇宙へと上昇する、その地球の大気圏と宇宙空間の、ちょうど接点あたりの映像です。

青空はやがて漆黒の闇の黒色へと変化します。

シュタイナーのほうで、「青色はもっとも闇に近い色彩」と言われていたことを、思い出したりしていました。この言葉の意味としては、夜に変化する時の、そしてまた、夜が明ける時の、青色の時間のことをもふくめた言葉であったように、記憶しています。


Image136.jpg

『色彩の本質』 ルドルフ・シュタイナー著 高橋巌 訳 イザラ書房 1986年 P.50より 

 

おなじくシュタイナーのほうでは、「聖母マリアの色彩は青色」といわれていて、たとえばレオナルドダビンチの最後の晩餐の絵などでも、聖母マリアは青色の服を着て、その上から赤色のロープを羽織って描かれています。


image 1.jpg

この聖母マリアの青色は、地球の青色と共鳴する、慈悲の色のように思えたりもします。



また、濃紺の色彩の中には「藍色」もありますが、藍染は、日本の職人さんのこだわりの精神が、ぎゅっと詰まった色彩のようにも、思えました。


imageCAYYEGDP.jpg



次回Color Life symbolワークは、《紫色》を、5月19日(土)にします。


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Last updated  2019.01.14 13:26:05


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