カテゴリ:アートワーク。
ちょっと、やむにやまれぬ思いに、どうしたものでしょうかね~と、ここ数日探しあぐねていて。それで、聖なる麻の葉紋様の刺し子を始めてみました。
どうして、やむにやまれぬ思いから、刺し子なのか。そこのところは、うまく説明できない流れがあったのですが。 使っている布は、大神神社からいただいた、ガーゼ地のハンカチで、使っている糸は、(なんと贅沢にも)シルクの刺繍糸です。 じつは私は、色彩の中で最も好きなもののひとつが、このシルクの刺繍糸で。ながめては、ただうっとりと、20年間くらい、何にも使わずにただ、持っていたのです。 ☆ 麻の葉紋様は、『日本の神託カード』大野百合子、著 の中にも取り上げられています。 それによると、「神々は天上界から麻の草木を伝ってこの世界に降りてきたと言われています。」と書かれています。 と、今、それを入力して、初めて、あぁ、きのうブログアップしたこの、続きの流れの上に、今日の刺し子もあったのか、と気がつきました。 きのうの樹木と、麻の草木は、同じものですね。 ☆ 刺し子を始めて気がついたことは、麻の葉紋様は、幾何学文様で、秩序があるということ。 幾何学文様の秩序を刺し子して行くということは、自然界のカオスに対する、秩序の祈りであるということ。 ☆ 同上のカードには「麻は大変成長が早く、すくすくと丈夫に育つことに加えて、その魔を払う力は強力です。そのため麻で赤ちゃんのへその緒を縛り、産着には麻の葉の模様の縫い取りが使われていました。麻の持つ魔よけの力は、神社の御幣や、修験道の護摩火を焚く時にも使われます。」とも書かれています。 修験道の護摩火にも、繋がっていましたか。 ☆ 「快刀乱麻」という言葉もあるように、「乱麻」はまた、自然界が持つ混沌の象徴でもあるわけなので、 自然界の中で、その象徴ともいえる強い生命力を持つものを、神聖幾何学の図形とすることで、 自然界の混沌に、秩序がもたらされることを祈る祈りと、変換させているのが、 麻の葉紋様の刺し子をすることなのだと、思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.06 17:30:17
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