カテゴリ:占星術のつぶやき。
お月さまというのは、その昔、まだカレンダーも時計もなかった時代、その満ち欠けが人々にとっては、カレンダーがわりになっていました。
これが、太陰暦。 太陰暦では、月のサイクルに合わせて、生活して行きます。 だけど問題なのは、月のサイクルと太陽のサイクルは、ずれてゆくということ。およそ19年サイクルでの、周期が発生してしまうのです。 だけど、この太陰暦だけで生活をしているのは、イスラムの人たち。使っている暦の名前は、フィジュラ暦。(あぁ、フィジュラ暦って、なんてカッコいい名前の響きなのでしょう!) どうしてイスラムの人たちは、月のサイクルだけで生活していて不便がないかというと、砂漠の国は四季が無くて、一年中同じだからなのだそうです。 びっくり! そうか、そういう国も、あるのですね。 ☆ 世界中のおおかたの国では、最初この太陰暦が取り入れられていたらしいです。 二十四節気と七十二候は、中国から日本に伝わって来たとされているらしいけど、これは、黄道を移動する太陽の位置を分割したものなので、太陽暦です。 占星術の、太陽のサイン移動と、この二十四節気は、同じものです。 この太陽暦も取り入れられるようになったのは、おおかたの国では、ずっと後のこととされているのだそうです。 最初から太陽暦も使われていたのは、エジプトだけなのだとか。 ☆ 日本で発達したのは、この太陰暦と太陽暦を、巧みに組み合わされた、太陰太陽暦。通称、旧暦のことです。 この太陰太陽暦では、月のサイクルと太陽のサイクルのずれを、閏月を設けることで修正したので、八月と閏八月の両方ある年とかが、あったのだとか。 この太陰太陽暦は、明治5年に廃止されました。 そのあとは、通称西暦と呼ばれている、現在のグレゴリオ暦に、変わります。 ちなみに、グレゴリオ暦の1月1日には、意味や根拠は無いのだとか。それで、より人工的な暦と言われているようです。 ☆ 良く知られているように、太陰暦を使う暦では、一日は必ず新月、十五日は必ず満月でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.06 15:00:58
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