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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2014.09.21
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カテゴリ:アートワーク。
以前、自分で講座をした時に使った、いろいろな資料の整理をしていたら、とてもすてきな文章が出てきました。

それは、シュタイナーのほうでの、芸術療法のひとつ、フォルメンの描き方についての、文章です。

一本の線を描く時の、ただそれだけの、シンプルな行為の中に包括される、驚くほどの豊かさが、ここには書き描かれているように思えます。ここには、耳には聞こえない、きれいな音が響いているように思ったりしました。

以下、その引用文です。


一本の直線を、運動の軌跡として描いてみましょう。まず最初に直線を、いきなり紙に描くのではなく、私自身の前の空間に、「空中へ」描きます。その運動は速すぎても、機械的でも、ためらいながらひくみのでもありません。反復練習のときは、できるだけ「全身全霊」で描いてごらんなさい。(これの意味するところは、後ほど根底から考えてみましょう。)静けさが支配する能動的な動きの流れの中に、身を捧げてごらんなさい。左から右へ、右から左へと描くことは、同じ体験、同じ質なのでしょうか。その問いは、まずそのままにしておきましょう。どこからその動きは始まり、どこで終わるのでしょうか。実際に果てしない無限からやってくる衝動を待ち望み、手探りしつつ、それに付随して、最終的には注意深く描き終わるように試みてください。流れに支えられたように感じるかも知れません。そして、この「動かされた線」をまずは繊細に紙に触れされてみてごらんなさい。次第に動きからフォルムへと至っていくのです。

『フォルメンを描く シュタイナーの線描芸術 1』 ルドルフ・クッツリ著 石川恒夫訳 晩成書房



かつて、シュタイナーのフォルメンやオイリュトミーのワークを、しばらくのあいだ、受講していた時があります。そこからは離れてからも、ずいぶんとたつのですが、久しぶりに、シュタイナーの息づいているすてきなスピリットに触れたような気がしました。





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Last updated  2018.08.04 16:11:40
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