カテゴリ:占星術に関すること。
ボブ・デュランさんがノーベル文学賞にノミネートされたというニュースは、少し前に驚きを持って世界中に広がって行きました。誰もが、「なぜ、今、ボブ・デュランなのか?」と思ったのではないでしょうか。
そもそも1957年生まれの私でさえ、高校の時の音楽の教科書に「風に吹かれて」が載っていたくらいです。そんな古い作詞が、どうして今このように突然クローズアップされたのか? たとえば美術などの芸術などでの作品が残されているジャンルでは、こういうことが起きますね。 その人のネイタルチャートに対して、トランシットの星配置のバックアップの強力な風が吹いた時、たとえ本人はもう故人となっていたとしても、クローズアップされてそれがブレイクしたりもします。 なので、星を読むひとりとして、こんな時にはやはり、ボブ・デュランさんのチャートが見てみたくなるものです。 これが、ボブ・デュランさんのチャートです。 第一印象として、牡牛座に集合している天体に目が行きました。12時で出していますが、月・土星・天王星・木星の4天体があります。 そこに、乙女座にある海王星がトラインをかけています。 トランシットの降格した冥王星が、ここにグランドトラインをかけているのが、根底にある大きな要因であると思われます。 そしてなおかつ、天秤座入りしたトランシットの木星は、ボブ・デュランさんのドラゴンヘッドの上を通過し、ネイタルの太陽と金星あたりにトラインを形成しています。 この二つの要因が重なって、ボブ・デュランさんの上に、まさに恩恵の風が吹いたことになるのでしょう。 ☆ ボブ・デュランさんは最初、ノミネートを無視したとか、いやいや「言葉を失っていただけ」と電話したとか、そのあたりははっきりとせずに、いろいろと揺れています。 ノーベル文学賞を受賞すると多額のお金が贈られるそうなので、金運をあらわす金星に目を向けてみると、ボブ・デュランさんの金星は双子座13度にあってノーアス。 そこに、トランシットの射手座の土星と魚座の海王星のスクエアーがかかって、Tスクエアーができていますね。 このあたりが、その揺れを作り出しているのでしょう。 「ノーアスの金星は年をとっても老けない」と言われていますが、75歳になってもどこか青年ぽさを持つボブ・デュランさんは、まさに双子座のノーアス金星を表しているようにも思えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.20 17:01:40
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