痛みこらえて読書
夜中に胃に痛みを感じて目が覚め、そのまま眠れなくなってしまいました。胃酸が上がって来る感じで、吐きたいけど吐けない辛さ。もともと胃が弱くて、処方箋を服用するたびに吐いていたことも…。最近風邪薬飲んでたせいかな。そんなわけで図書館から借りて来た本を一気に読み耽りました。一冊目はドストエフスキーのユーモア短編集「鰐」。これ、ユーモアなのかな?当時のロシア、ペテルブルグの状況などがわからないと面白くないかも。表題作の「鰐」は比較的入りやすいんですが。不条理具合が舞台向きじゃないかと思いました。もう一冊は三浦しをんの「仏果を得ず」文楽界を舞台にした青春小説…といっても主人公の大夫は30なんですがこの世界ではまだまだひよっこなんでしょうね。わたしもかねがね文楽作品の登場人物には「あり得ない」と思うところがあったのですが、この本には同じように「身代わりの子供の首を差し出すなんて」などと疑問を感じている太夫の葛藤も描かれており、身近に感じました。正月用の本、読んでしまった。また借りて来なきゃ…。仏果を得ず