オゾンノの「エンジェル」
雨も上がったので帰りに映画に行きました。大好きなフランソワ・オゾン監督の「エンジェル」。彼の初の英語作品です。エリザベス・テイラーという大女優と同名のイギリスの作家の原作。彼にしては珍しく女性の一代記のような内容です。主演のロモーラ・ガライ、熱演でした。映画としては良く出来ていると思うのですが、初期のオゾン作品のファンで自他共に認めるオゾンフリークのわたしからするとちょっと物足りないですね。別にこれはオゾンが撮らなくてもいいじゃん、というか…。世間的には彼の最高傑作と思われてる「まぼろし」もそんなに好きじゃないんですよね。わたしの中のベストワンは短篇集の中の「サマードレス」です。あと「クリミナル・ラヴァーズ」とか「ホームドラマ」も好きだなぁ。でもこの映画を見て原作とても読みたくなりました。早速図書館に予約しました。ノラ役の女性、見たことあるなぁと思ったらこちらもわたしの敬愛するエリック・ロメール監督の「グレースと侯爵」でグレース役の女優さんでした。