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『 ダークマターとヴァンパイア 』 「 その子に触れるでない ! 」 「 何をギル ! お前は何時も人間の匂いがする さぞかし美味しい血を吸っているのであろう 」 「 私の事はよい その子は魔女だ 」 「 ふふふ 横取りしっようとしているな この子からは 人間の血以外の匂いはせぬわ 」 「 まだ 魔女のなり立てだ だが 魔女に変わりはない 」 「 ギル 私に嘘は通じない 私は3日も食していないのだ さぁ 邪魔をせぬことだ この子で 我ら 3人には十分足りよう 」 3人のヴァンパイアがナノに襲いかかろうとしたその時 ギルの友人のカオスが現れた。 「 まて ! ギルの言う事を信じろ 魔女の血を吸ったらどうなるか 分かっていよう 」 「 カオス お前はギルの仲間だ お前が信じても我らは信じぬわ 」 3人のヴァンパイアは我先にナノを目掛けて駆け出した 「 彼らはもう終わりだ 」 ギルはつぶやいた。 2人でナノを抑え込み 一人がナノの血を吸おうとした瞬間 「 ダーク・マター 助けて ! 」 ナノが叫んだ。 「 やっぱり 私を呼びましたね このくらいの事 一人で処理できなければいけません あなたは 魔女なのですから 」 「 この子 一人で2役してるぞ しかも 奇妙な声だ 」 「 2役ではありませんよ 私はここにいます 」 若く美しい女性が現れた ヴァンパイア達は歓喜した 「 おぉ~~ もう一人人間が現れたではないか 私は この子 お前たち2人にそいつはやろう 」 「 お前たちは ギルの言う事を信じない 仮にも 魔女の血を吸おうなどと 許せるものでない 消えてもらいましょう 」 「 カオス ! 私のマントの中に 」ギルが叫んだ カオスは訳が分からず、言われるままギルのマントの中に隠れた。 ダーク・マターが空に向かって手をあげると 一帯は 昼の様に明るくなった。 「 ふふふ 私たちは太陽の光で無いと消せませんよ ! 」 ヴァンパイア達は高笑いした。 「 太陽の光です 彼は ダーク・マター コスカの杖です 」 ギルが叫んだ。 「 なんだって ! コスカの杖 ダーク・マター かぁぁ~~~ ! 」 3人のヴァンパイアは サラサラと地面に吸い込まれるように崩れ落ちて 灰となった。 辺り一面 何事もないかのように静かな闇となった。 「 ギル そして マントの中のカオス出てきなさい そんな マントで私の光は防げませんよ 」 ギル はビックリして 「 カオスは生きてます ! 」と叫んだ。 「 カオスを半人間にしました ギルあなたのように 今度生まれてくるときは 2人とも人間です 」 「 おぉ~~ なんてことでしょう 私は もう人間の血を吸わなくてよいのですか 」 カオスは目に涙を浮かべて叫んだ。 「 人間の食事で生きていけます ただし あなたたち2人は もう仲間の元にもどれません 1匹のコウモリが飛び立ちました 田舎もよいのですが ナノの為に東京のど真ん中に住居を提供します 結界をはっておきますので ヴァンパイア如きにはやぶれません ヴァンパイアアは昔から執着心が強い あなたたち2人を許さないでしょう ナノ 外歩きは昼 太陽の元で まだまだ純粋の魔女になるには 時間が必要です 」 「 分かったわ でも何故ダークマターは私達といないの 」 「 友がね こっちの世界に来ます 私は暫く友のお守で忙しい 2人にナノを守って欲しいのです 少しの魔法が使えるようにしました 手に負えないことが起きたら さっきの様に叫んで下さい 直ぐに駆けつけます 3人は ダークマターに続いた 荒れ果てた大きな家の前に着くと ダークマターは 指をクルリと回した 荒れ果てた家は立派な洋館に 庭には美しい花園がひろがった 「 ナノ あなたはお花が大好きですから お花畑にしました 」 「 ありがとう ダークマター 私 外にでなくても 一生ここで過ごせるわ 」 「 3人の執事を置きます 何事にも役に立つでしょう 」 家の中に入ると 3人の執事が出迎えた そして その様子を 何十人ものヴァンパイアが暗闇から見ていた。 またねぇ~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月17日 22時11分27秒
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