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稚内と旭川の中間くらいのところにある美深町には、「トロッコ王国美深」という施設があります。
美幸線という廃止になったローカル線の線路を利用して、ホンモノの線路の上を、エンジンがついたトロッコ車両を自分で運転して走ることができるというもの。 こんな体験ができる場所は滅多にないに違いない、ってことでさっそく乗車。 こんなトロッコです。 運転といっても線路の上なのでハンドルはなく、アクセルとブレーキだけ。とはいえ、スピードの調節はブレーキの効かせ方に慣れるまでは結構難しい。 トロッコの最大速度は約30km/hらしいですが、屋根も何もなくてむき出しだからかなりの迫力。 ちょっとスピードを出すと音と振動がすごくて、隣の家族とほとんど話もできないほど。 トロッコよりもはるかに高速で走る新幹線がほとんど揺れなかったり、(車内にいる分には)音もたいしたことなかったりするのはすごい技術なんだろうな~。 電車に乗ったときに「ガタンゴトン」と音がするのは線路の継ぎ目を通るから、というのも実によ~くわかります。 途中、川を渡るポイントが3箇所ほどあるのですが、橋に欄干も何もないので足元を見るとすぐ下が川です。結構怖い。 終点までは片道5km。単線なので終点で全部のトロッコが到着するのを待って折り返し。スタッフのかたが車で先回りして終点のポイントを切り替えるという方式なのにはちょっと笑ってしまった。そういうシステムなのね。 そんなこんなでトロッコの旅は往復で40分くらい、たっぷり楽しめます。 (乗車中にもしものことが起こったときの緊急時連絡先が書いてあるんですが、携帯は完全に圏外でした) 運営スタッフが定年後のおじいちゃんたちによるボランティアみたいな感じで、若干やる気に欠けるように思えたのがちょっと気になるけど(お客さん待ってるのにお茶飲んでるんだもん)、それはそれとして。面白かったです。 ●スバルテストコース トロッコのコースの周りに広がるのは実に牧歌的な風景。そんな道中にちょっと場違いにも思える、アルファベットばっかりのこんな看板が。 こんな何もないような山の中に(←失礼)に急に何だろうと思ったら、これは富士重工のテストコースなんだって。 北海道には自動車メーカーなどが寒冷地での性能を検査するためのテストコースが25箇所くらいあるらしいですが(隣の士別市にはトヨタやヤマハ発動機の施設があるそうです)、その中でもこの美深町の富士重工業のものは「日本最北の自動車テストコース」なんだって。へ~。 スバルの自動車はこうして北海道で鍛えられて世に出て行ってるのですねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年08月24日 22時17分59秒
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